大学教授らを一斉逮捕「ゲズィ運動はクーデターだった」
2018年11月16日付 Cumhuriyet紙


イスタンブル警察局は、研究者らの逮捕*について報道発表を行った。
[*訳注:2018年11月16日にボアズィチ大学のベチュル・タンバイ教授やビルギ大学のトゥルグト・タルハンル教授らが一斉に逮捕された]
発表では、研究者らはゲズィ運動の最中に政府の転覆を試みたとし、「彼らがゲズィ運動の際に国外からプロの活動家ら(「立つ男」「ピアノを弾く男」「赤いワンピースの女」)を呼んだことが明らかになった」と説明された。エフカン・ボラチ弁護士は、今回の検挙について「[警察は]ゲズィ運動をクーデターだったと主張したがまだ取り調べも行われていなかった」と抗議した。


イスタンブル警察局は文書による報道発表の中で、今朝、研究者たちとアナトリア文化協会の役員らに対し行われた一斉検挙の理由はゲズィ運動にあるとし、逮捕の決定が下された20名は「オスマン・カヴァラ氏と階級的な立場にありゲズィ運動を組織した」と主張した。

「検挙の理由はゲズィ運動」
警察局は発表の中で、一年以上にわたって起訴状の作成なしに刑務所に拘留されている実業家のオスマン・カヴァラ氏が「事件を組織し資金調達した」と主張し、研究者らが「市民的不服従と非暴力の名のもとにゲズィ公園事件を継続させるため、国外から活動教育者やファシリテーター、プロの活動家ら(「立つ男」「ピアノを弾く男」「赤いワンピースの女」など)を呼んだ」とした。

エフカン・ボラチ弁護士は自身のツイッターで報道資料をシェアし、「[警察は]ゲズィ運動をクーデターだったと主張したがまだ取り調べも行っていなかった(「チャルシュ裁判」を除いて)。@turgut_tarhanliに逮捕の決定が下されゲズィクーデターとして捜査されている。クーデターを試みたというのが逮捕の理由!」

警察局による発表の全文は以下の通り。

イスタンブル共和国検察庁と共同で「組織犯罪対策局」によって行われている捜査の一環で、

「開かれた社会財団」の役員で「アナトリア文化A.Ş.(株式会社)」という名前の企業のオーナーであるメフメト・オスマン・カヴァラが、2013年5月27日に始めたゲズィ公園事件をトルコ全土に広め社会を混乱させ、「暴力によってトルコ共和国政府を転覆させもしくは業務を部分的もしくは全体的に妨害する」ことを目的とする「開かれた社会財団」と「アナトリア文化A.Ş.」を利用して事件の資金調達と組織化を行ったことが明らかになった。

メフメト・オスマン・カヴァラと階級的立場の中で容疑者たちが、

-ゲズィ公園事件を深刻化・拡大させるためアナトリア文化A.Ş.に属するDEPOという場所で集会を開いたこと

-市民的不服従と非暴力の名のもとにゲズィ公園事件を継続させるため、国外から活動教育者やファシリテーター、プロの活動家ら(「立つ男」「ピアノを弾く男」「赤いワンピースの女」など)を呼んだこと

-新しいメディアを設立しようと試み、ゲズィ公園プロセスの継続と発生を起こしうるゲズィに類似した事件を自らのメディアを通してアジェンダ設定しようとしたこと

-メフメト・オスマン・カヴァラがヨーロッパで多くの団体や個人と面会しゲズィ公園事件で使用された催涙ガスのトルコへの輸出を停止し禁止するための活動を行ったことが明らかになった。

メフメト・オスマン・カヴァラと階級的な立場で行動した20名に対して2018年11月16日6時にイスタンブル、アダナ、アンタリヤ、ムーラの4県で以下の者を一斉検挙した。

アリ・ハカン・アルトゥナイ
アセナ・ギュナル
メルテム・アスラン・チェリッカン
トゥルフト・タルハンル
イイト・アリ・エキメキチ
ボラ・サル
アイシェギュル・ギュゼル
チーデム・マテル・ウトゥク
ベチュル・タンバイ・チュテン
ハンデ・オズハベシュ
フィリズ・セレキ
イイト・アクサクオール
ユスフ・ジュヴル

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(翻訳者:篁 日向子)
(記事ID:45757)