エジプト:イスラエルにガザ地区での攻撃停止を呼びかけ
2018年11月12日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプトはイスラエルにガザ地区での拡大行為を停止するよう伝えた

【カイロ:アナドル通信社】

エジプト情報筋によると、エジプトは月曜日の夜、イスラエルがガザ地区で緊張を高める作戦を停止する必要があると通達した。

エジプト国営紙の『アハラーム』と『アフバール・ヤウム』はエジプトの匿名の高等情報筋の話として、「エジプトはイスラエル当局にガザ地区で緊張を高める作戦を停止すること、沈静化プロセスと過去に成された進展を順守する必要があると通達した」と報じた。

上記の情報筋は更に「自制を順守すること、武装抗争へ発展しないこと、全当事者間の沈静化を維持するために交渉を再開することに関して、ガザ地区のパレスチナ諸派指導部との接触が続いている」ことを確認した。

情報筋によると、エジプトの全ての関係機関は、ガザ地区の情勢をつぶさに追っている。

同様に上記2紙は、匿名のエジプト消息筋からの言として「エジプトの関係機関は、イスラエル、パレスチナの双方と密に接触した。ガザ地区で両当事者が交わす緊張の高まり、特にイスラエル軍が地区への空爆と砲撃を激化させている状況を食い止めるためだ」と述べた。

イスラエル軍機は数時間前からガザ地区に各所にある数十の標的を空爆し、これによって月曜日にはパレスチナ人3名が殉教、9名が負傷者するに至った。

すでに、合同作戦室(パレスチナ諸派の軍事部門)は、ガザ地区北部の境界フェンス近郊で、多数のイスラエル兵を運んでいたバスを標的にしたと発表した。

さらに、同作戦室は、今次の作戦は日曜日のハーン・ユーニスに対するイスラエルの攻撃に応じたものだとみなした。イスラエル軍はガザ地区南部に潜入し、パレスチナ諸派の戦闘員と衝突したことで、パレスチナ側に7名の殉教者、イスラエル側で将官1名死亡、他1名が負傷した。

イスラエル軍はバスが攻撃を受けたことで、兵士1名が重傷を負ったと述べた。

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( 翻訳者:長澤悠華 )
( 記事ID:45763 )