イラク:ダーイシュの残存勢力をめぐる動き
2018年11月19日付 al-Hayat 紙

■モスル市でダーイシュ構成員の逮捕と諜報細胞による同組織の破壊

【バグダード:ブシュラー・ムダッファル】

イラク諜報機関「鷹諜報細胞」は、ダーイシュに属していた複数のグループが分裂したこと、またモスル市におけるダーイシュの指導者を含むテロリスト数十名が逮捕されたことを発表した。同時に「人民武装集団」と軍は、サラハッディン県とニーナワー県におけるダーイシュの残存勢力追跡のため治安作戦に乗り出したと発表した。

イラク空軍は、ディヤーラ県とサラハッディン県における攻撃において、ダーイシュ構成員の殺害と同組織の拠点破壊に成功した。また、治安情報センター(Security Information Center)の声明では以下のように述べられている。「サラハッディン県での作戦部門に所属する空軍は、ダーイシュ構成員10名の殺害および2つの砦とアル・シャーカット市内のカヌース村に近い河川の中州にある犯罪者の3つの塹壕の破壊に成功した。」さらには以下のように付け足している。「空軍は、ディヤーラ県での作戦の指令部門による援護を受けて、ハムリン湖北部の砦と4台のオートバイの破壊を可能にした。なお、このディヤーラ県の作戦ではテロリスト一味を追跡し、彼らの潜伏場所の捜索を行っている。」

また、「人民武将集団」は、サラハッディン県の作戦部門の一環として、(シャーカット市の)アイサル・アル・シャーカットでダーイシュの残存勢力を追跡するために治安作戦に乗り出したと発表した。また、人民武装集団の広報部が出した声明によると、「人民武装旅団(6-31)と軍部隊は空軍の援護を受けて、カヌース村の島々やヒルワ島、サディーラ地区、そしてアイサル・アル・シャーカットのティグリス川沿岸に至る広範囲に及ぶ掃討作戦を実施した。」さらに、代表団は以下のことを付け加えた。「本作戦は、散り散りになったダーイシュの戦闘員の足取りを追うことを目的としており、またダーイシュに属するあらゆる休眠状態の細胞の存在を根絶し、サラハッディン県の作戦における前述の地域の安全を保証するための戦略の一環として行われる。」

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:45770 )