パレスチナ:各国の記者たちがパレスチナ人記者の活動の自由を求め行進
2018年11月19日付 al-Hayat 紙


■複数の国の記者たちはパレスチナで、攻撃にさらされる中での活動を経験する

【ラマッラー:本紙】

国際ジャーナリスト連盟(IFJ)のフィリップ・レル総裁とIFJ執行委員会の複数のメンバーは一昨日(11月17日)、パレスチナで「攻撃にさらされる中での活動」を経験した。これはイスラエル占領軍の一部隊と対峙した際の出来事で、同部隊は彼らに占領地エルサレムに入ることを禁じ、多数の催涙ガス弾を投げつけた。

レル総裁と外国人やアラブ人のジャーナリスト複数は、パレスチナ人ジャーナリストの組合が組織した行進に参加し、エルサレムの北側入口に設置された軍事検問所まで向かった。なおこの軍事検問所は、その他のパレスチナ市民らと同様にパレスチナ人記者がエルサレムまで到達するのを禁じているが、パレスチナ人ジャーナリストに課せられている規制への抗議と、IFJのカードを所持したジャーナリストにエルサレムに入るのを許可すべきだという要求を表明するために行進を行った。そして、彼らが軍事検問所に到着する前に、イスラエル占領軍は彼らに大量の催涙弾を投げつけ、彼らは呼吸困難に苦しめられた。

世界中にある185の記者組合を代表するIFJのレル総裁は、「行進中のジャーナリストたちへの攻撃は、イスラエルが主張する民主主義の欺瞞を反映している」と述べた。さらに、「パレスチナ人ジャーナリストたちは、イスラエル人たちが主張しているようなテロリストではない。むしろ、尊敬されるべき、また干渉されるべきではないジャーナリストたちだ」と付け加えた。

また、レル総裁はジャーナリストたちに関し以下のように付け加えた。「ジャーナリストたちによる軍事検問所までの行進は、平和的であった。その目的は、占領者イスラエルにパレスチナ人ジャーナリストの行動の自由を尊重し、IFJから発行された報道カードを承認するよう要求することであった。」また、同総裁は「IFJは、パレスチナ人ジャーナリストの組合が自らの権利の実現のために闘うのを支援し、パレスチナ人ジャーナリストたちが(イスラエル)占領軍から受けている虐待や攻撃の真実を明らかにする」と確認した。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:45772 )