エジプト・サウジアラビア:不安定な天候で飛行機が運休、港が閉鎖
2018年11月23日付 al-Quds al-Arabi 紙

天候のせいで…サウジアラビアとエジプトで航空機が運休、港が封鎖

【アナトリア通信:諸特派員】

多くのアラブ諸国は一連の不安定な天候に見舞われており、航空機の一時的な運休や港湾と幹線道路の封鎖に追い込まれている。

エジプトでは金曜日(23日)に、カイロや(首都西部の)ギザで大雨に見舞われ、沿岸の県を超える降水量の大雨となった。

また天候の悪化によって、漁を控えた(北部)ラシード港の封鎖をもたらし、同様に(北部)マウディアのイドゥク港、(北部)ドゥミヤートのイズバド・ブルグ港も封鎖された。これは波の高さが基準値を終えたためである。。

ちなみに、木曜日(22日)にエジプト気象局が、向こう3日間ほど天候が不安定になると注意を呼び掛けていた。なお、(北東の)シナイ地域ではこの悪天候が洪水の域にまで達し、地中海や紅海の航行を混乱させた。

一方サウジアラビアでは、金曜日の午前1時にキング・アブドゥルアスィーズ空港が、各地での大雨と同時に発生した雷と暴風のため、航空便を運休すると発表した。

空港の管理局はツイッターで次のように述べた。「旅行者の安全のために、暴風が通過するまで一時的に飛行機の離陸を停止した。」

またクウェートでは気象局が、向こう数時間において、一部の地域での雷と暴風を伴う大雨について警告した。そしてこの大雨により、月曜未明から始まった低気圧によって次の土曜日と日曜日に一部地域で洪水が発生するかもしれないとのことだ。

一部のアラブ地域の国々、特にクウェート、サウジアラビア、ヨルダンは先の数日間に、数十人の犠牲者をもたらした激しい洪水に見舞われている。

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( 翻訳者:秋吉香奈 )
( 記事ID:45799 )