レイナ襲撃事件の被害者の裁判続くも、レイナはなし
2018年11月26日付 Hurriyet紙


39名が死亡したレイナ襲撃事件で命を失った警備員ファティフ・チャクマクさんの遺族の請求に則り、法廷は、有識者による報告書作成を命じた。しかしイスタンブルのオルタキョイにある娯楽施設レイナは、襲撃事件の僅か後に取り壊された。チャクマクさんの遺族は、「レイナは取り壊された、そこにはににも残っていない」と反発した。

オルタキョイにあるナイトクラブ「レイナ」で2017年元旦1時15分に襲撃事件が発生し、39人が命を落とした。テロ組織「イスラム国」のメンバーであったアブデュルカーディル・マシャリポフにいよる襲撃で命を落とした1人は、2016年12月10日にベシクタシュで発生した爆弾テロから間一髪で免れたレイナの警備員ファティフ・チャクマクさんであった。

■2017年5月に取り壊された

チャクマクさんの遺族は、レイナ・ナイトクラブを運営しているメリス観光・ホテル・レスラン・娯楽施設サービス株式会社に対し20万リラの精神的、1000リラの物的を含む計20万1千リラの補償金を求める裁判を起こした。遺族からの訴状では、息子チャクマクさんの死亡が原因で窮状にあると述べた。大量殺戮事件の後、レイナは、2017年5月にイスタンブル広域都市が「法律に違反した部分がある」として、この理由で取り壊された。

■調査料は遺族に請求

ファティフ・チャクマクさんの遺族がレイナ経営陣に起こした裁判はというと、イスタンブル第3事業裁判所で続いている。11月15日木曜日第4回公判で、チャクマクさんの遺族は、レイナ経営陣が必要な警備上の措置を講じていなかったと主張した。同氏の遺族の弁護士は、裁判で「職務不履行報告書」を作成するため有識者による調査を要求した。裁判所もこの請求を認め、職務上の安全に関する専門家チームを設け、襲撃に関する「職務不履行割合」を示す報告書を作成するよう判断を下した。有識者チームが準備する報告書ではレイナ事件に関する職務不履行の有無に関して調査をする予定である。裁判所は、400リラの調査料を原告であるチャクマクさんの遺族が支払うよう命じた。

■裁判はゆっくりと進んでいる

ファティフ・チャクマクさんの兄エルカン・チャクマクさんは、決定に次のように反感を示した。「襲撃から2年が過ぎた。裁判はとてもゆっくりと進んでいる。私たちは、 何度も有識者による報告書の作成を要求した。4回目の公判でようやくこの要求が受け入れられた。しかし、この間にレイナは取り壊された。有識者は、どこに行き調査をするのか。誰に会って報告書を準備するのか。」

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(翻訳者:新井慧)
(記事ID:45810)