お城住宅…ームドゥルヌにこの住宅群
2018年12月04日付 Hurriyet 紙


数百年の(歴史感漂う)独特の建築で知られるムドゥルヌで、お城タイプの住宅を建設したことで大きく非難されているブルジ・アル・ババス計画は、建設中に森林地帯を掘削し樹木を伐採していたことがわかった。(販売)会社の幹部について、ムドゥルヌ第一審刑事裁判所で裁判が開かれた。詳細は以下の通り。

■森林に有刺鉄線

ボル県ムドゥルヌ郡でお城タイプの建物を建築したことで批判されているブルジ・アル・ババス計画について、サロトグループは、ブルジ・アル・ババスも含む傘下の三社の破産申し立てをイスタンブル第三商業裁判所へ申請した。申し立てを審査した裁判所は3社について破産の決定を下した。批判を浴びたブルジ・アル・ババスの建設中、2015年に建設現場に近い森林地区を掘削し樹木を伐採し、森林地帯に有刺鉄線を張っていたことが明らかとなった。

■掘削

2015年に苦情が発生したことを受け、ムドゥルヌ郡共和国主席検事局から3社の幹部に対し2016年に、「森林地区の占拠、森林利用および森林内での居住、将来的に有用な財となる樹木の伐採」との罪状で起訴状が準備された。6.5ドヌム(約6,000㎡)の森林地区が破壊されたと記載された起訴状には、82本のカラマツと樫の木が伐採されたと書かれている。同文には、森林地区への掘削作業により約46本の樹木が倒されたとの記載もあり、建設中に森林地区の一部に有刺鉄線を張ることで、開発及び利用の罪を働いたとしている。起訴の結果、ムドゥルヌ第一審刑事裁判所で会社の幹部に関する裁判は続いている。

■損害の訴え

ニリュフェル・オンジェ氏は、自分にタイムシェア物件を販売した会社が破産したことを報道で知ったと話し、「私は、2013年に1万3千トルコリラ(日本円約27万円)で2部屋のタイムシェア物件を購入しました。全額を支払いました。この物件は2015年に引き渡されなければならなかった。引き渡し日から3年が過ぎましたが、今なお引き渡されていません」と語った。メフメト・シャーヒンさんは、タイムシェア物件のため支払った代金の返金について、大統領コミュニケーションセンター(CİMER)へ苦情を申し立て、さらに販売会社については、検察に刑事告発したと話し、「私たちのタイムシェアが契約通りに引き渡しがなされていないことについて、法的に返金される必要がある」と語った。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:45853 )