米のシリア代表、アンカラ訪問―新モデル提案
2018年12月08日付 Hurriyet紙


トルコ政府は、昨日(7日)シリアのジェームズ・ジェフェリー米国大使を招いて会談を行った。米国代表の最近の「アスタナ会議」への批判を陰に始まった今回の訪問では、ユーフラテス川以東における進展やマンビジュ(トルコ語名でメンビチ)に関する今後のロードマップが議題となった。

シリアのジェームズ・ジェフェリー米国大使は昨日、アンカラでトルコ代表らとシリアにおける政治的解決策に向けた尽力やマンビジュに関するロードマップに記載された段階的撤退、及びユーフラテス川以東におけるテロ組織YPGの存在について会談した。アメリカがシリア・トルコ国境線上のユーフラテス川以東に建設予定の監視拠点についても、トルコ政府は議題とした。テロ組織PKKのシリアでの派生組織であるYPG支配地域からの嫌がらせ行為に対し、トルコ国軍(TSK)が対応することについて米国からは遺憾の意が示された。しかし、監視拠点について「YPGの保護」という側面があることを受け、トルコはこれに反発した。トルコの代表団は、当該地域の安定のためにマンビジュ・モデルがユーフラテス川以東のその他の地域でも適用されること、並びに当該地域の地方自治体がテロ組織YPGの影響外で形成されることの重要性を強く主張した。ジェフェリー米国大使は今回の会談後に行った会見において、アスタナ会議やその他の平和に向けた尽力を今一度「失敗」であったと評し、今回はダマスカス体制を非難した。ジェフェリー米国大使は次のように発言した。

■目的は安全性の向上

「監視拠点は戦場ではないことを忘れないでほしい。銃撃を阻止することが目的ではない。監視団は、現場で起きていることの一部始終を把握するためにそこにいるのだ。これらの監視拠点は、当該地域で発生している出来事の一部始終をわれわれに情報提供し、トルコへの攻撃に対する抑止力ともなるだろう。(アスタナ会議について私は批判したが、その)批判はプロセスに向けてのものではない。アスタナ・プロセスは今現在実行中だ。われわれは、このプロセスに関して体制が責任を負うものであると認識している。マンビジュにおけるPYDやYPGといった組織のメンバーを分離し、当該地域の地方議会へ参加させないことを約束するとともに、安全性の検証を行っている。年末までに可能な限り迅速且つ確実に基準を提示するため、いくつか措置を取る予定である。これらの一部は、12月末までに完了する見込みだ。トルコのマンビジュでの協力体制は、シリア全体に平和をもたらすための一モデルを形成している。アメリカとトルコの緊密な協力体制なくして、シリアにおける最終的な解決策を見つけることは不可能だろう。」

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(翻訳者:永山明子)
(記事ID:45880)