反世俗主義・女性蔑視発言の大学教授、解任
2018年12月09日付 Hurriyet紙


イズミルで参加した会合で反世俗主義発言と女性差別的な表現をしたドクズ・エイリュル大学メヴラーナ応用研究センター長イブラヒム・エミルオール教授が、大学本部によって解任された。

同大学大学本部の発表では、メヴラーナ応用研究センターのイブラヒム・エミルオール教授は、2018年11月22日、ギュゼルバフチ宗務局が開催した会合で、大学本部の許可なく、また、事前の通知もなしにスピーカーとして参加したことが明らかにされた。

大学側は、イブラヒム・エミルオール教授がスピーチで用いたとされる表現は国内外のメディアに取り上げられ、世論の抗議を引き起こしたとしており、そうした主張によって大学本部も迷惑したと発表している。

本件を訴えた人々が法廷に持ち込んだ発表によると、以下の通り。
「SNS上ではじまった抗議は、トルコ各地でのデモももたらした。その流れで、エミルオール教授の教授室扉や外壁にも批判の落書きが残された。デモ自体もメディアに広く取り上げられるとともに全国的に物議を醸し、本学にも多数のクレームと追求文書が届いている。

この件がここまで大きくなり、本学の組織の理念にも被害が及ぶ規模に至ったため、規則に則り学内でも調査と聞き取りがはじめられた。イブラヒム・エミルオール教授は、法的手続きを順調に進め、組織の活動に断続をもたらさないため、センター長の任を解かれた。

彼について多くの抗議文書や過去の講義内容についての口頭でのクレームが多数あったというエミルオール教授への世論の反感と各県でのデモに対し無関心でいることは論外である。この点で本学は必要と思われるあらゆる手段を講じ、必要な一歩を踏み出すことをためらわないものである」

■告発された

ギュゼルバフチェ宗務局は11月28日、マウリド・アンナビー(預言者ムハンマドの生誕祭)週間の一環で「我々の預言者と若者たち」と題した講演会を開催した。アタテュルク文化センターでのこの講演会には、ドクズ・エイリュル大学神学部からイブラヒム・エミルオールが講演者として出席した。また、このイベントには地元の中学生、高校生が参加した。教育・科学従業者労働者組合(Eğitim-İş)イズミル第一支部は、同教授が講演会で学生に対して、「女子には月経がある。月経は病気で、必然的に治療が必要である。15歳になった女子は結婚が可能である。女子はベールをかぶり、相応しいふるまいをすること。革命家らの精神は動物と同じで動物のように攻撃的だ。そして…を足蹴にしている。LGBTの人々は自らは罪のないように振る舞っている。彼らは治療が必要だ。世俗主義は最大の脅威だ」といった表現を用いたとし、検察庁に告発した。

■エミルオール教授「証拠ビデオがある。そのような話はしていない」

エミルオール教授は自身の声明でそうした主張を否定した。 ドクズ・エイリュル大学神学部哲学宗教知識学科の論理学教室長でもあるエミルオール教授は、完全に扇情的ジャーナリズムだとして「私は証拠ビデオを持っている。私はこんな話はしていない。私は、どこで、何を、どう話すべきかをわかっている。完全なる嘘だ。これを言っている人たちの目的が何なのかは知らない。誰かを狙っているのか、あるいは組織をか? 私には知りようもない。それすらも知りようがない」と彼は言った。

エミルオール教授は、自身の講演の録音があると主張し、「当然、県もこれを調査し、(疑いが)でっちあげだとわかった。意見書が提出されることになっている」

述べたとされている発言の一つとして実際には話していないと主張する同教授は、「私はああいった表現はしていない。研究者がそんな愚かな表現を使うだろうか?ばかばかしい。私が子供の月経になんの用があるというのか。衛生状態については言及した。子どもと思春期の心理について言及した。そして好ましい影響について言及したが、それ以外のことは嘘だ。ピンセットですら摘まみ取れない。信用に値しない」と述べた。

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(翻訳者:原田星来)
(記事ID:45892)