トルコ軍、北イラク空爆
2018年12月14日付 Hurriyet 紙


空軍司令本部でフルスィ・アカル国防相やトルコ国軍司令官らが見守る中、イラク北部での軍事作戦が実行された。この作戦はカラジャク山脈地方に対する初の攻撃であり、20機以上の軍用機、無人機、給油機が動員された。この作戦は急襲という形で行われ、30以上の目標拠点が破壊された。アカル国防相は「この任務は終了した。今後の任務についても今回同様の重大さをもって懸命に準備を行う」と述べた。

この作戦は急襲という形で行われ、20機以上の軍用機、無人機、給油機が動員された。

アカル国防相は、軍用機が30以上の目標を破壊し、カラジャク山脈地方に対する初の攻撃作戦が成功したとして「この任務は終了した。今後の任務についても今回同様の重大さをもって懸命に準備を行う」と述べた。

トルコ国軍はテロ撲滅と国境地域の安全確保の為、国連憲章第51条の枠内で国際法を源泉とする正当防衛権に基づき、昨夜イラク北部のテロ組織を目標とした空爆作戦を実施した。

テロリストらが基地にしているシンジャールとカラジャク山脈地方に対して行われたこの空爆は、込められたメッセージと計画・実行の段階によって注目を集めた。

国境から85キロ離れたシンジャールと165キロ離れたカラジャク山脈地方の目標は、諜報機関との密な連携によって場所が明らかにされた。目標が明らかになると、一般市民の生命と財産の安全確保と環境保全のため、細心の注意が払われた。

空爆には、トルコ全土の空軍基地から20機以上の軍用機が動員された。これに加え、無人機や給油機も作戦に参加した。当該空域の安全を確保するため、偵察機も参加した。作戦に際して予備の軍用機も、当該地域で出撃準備を進めていた。

■初の攻撃

シンジャールとカラジャク山脈地方のテロ組織を目標として、軍用機によって同時に攻撃が行われた。作戦では30以上の目標物が炎上し、また軍用機から投下された爆弾が目標物を次々と破壊した。この作戦は急襲という形で行われたため、テロ組織のメンバーに大きな打撃を与えることになった。この作戦はカラジャク山脈地方における初の軍事攻撃であり、その中で多数のテロリストらが無力化された。

一般市民の被害が全くなかったのは、空爆作戦の計画と実行の段階で細心の注意が払われたためだと改めて示された。

■多忙な作戦本部

アカル国防相とトルコ国軍司令官らは、テロリストらが使用していたシェルター、洞窟、トンネル、武器庫などが破壊されたこの作戦を見守った。
アカル国防相はヤシャル・ギュレル参謀総長、陸軍のウミト・デュンダル大将、海軍のアドナン・オズバル大将、空軍のハサン・キュチュカクユズ大将と共に、空軍作戦本部にて夜の間作戦を見守った。

■「我々の国からテロの被害を一掃する」

作戦命令を下したアカル国防相は、作戦が成功に終わり軍用機が基地へ帰還した後、作戦の参加者らを祝った。
アカル国防相は、作戦にとても満足しており、作戦はまたも成功に終わったとしたうえで「我々の息子たちに、作戦の成功を感謝する」と述べた。

アカル国防相は、今後も今回同様の重大さをもって懸命な活動を継続するとして、以下のように述べた。
「皆で協力し、同じ執念と決意を持って、テロリストの最後の一人を無力化するまで軍事作戦を継続する。願わくば、この作戦によって最終的には、我々の国家と高貴な我らが民族を激しいテロの脅威から救いたい。我々の大統領も、ここで作戦に参加した人々に対して敬意と愛を表している。あなたたち全員の頰に口づけをし、感謝している。この任務は終了した。今後の任務についても今回同様の重大さをもって懸命に準備を行う」

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:45918 )