ボスフォラス海峡沿いの開発許可、国会へ
2018年12月23日付 Cumhuriyet紙


「建築特別許可(İmar barışı)」の対象外とされたボスポラス海峡地域の違法建築が再び恩赦対象となりそうな議案が議会で議論されている。

政府は、6月24日選挙の前にトルコ大国民議会を通過した「建築特別許可」法改正への反対を受け、対象外としていたボスポラス臨海地区と海岸線を再び開発可能地区に含めるべく議会で行動に出た。

しかし専門家は、トルコ大国民議会委員会に提出された法案は、ボスポラス海峡とって懸念を与えるものだと述べている。レザ・ザッラーブ氏が違法に建て増した邸宅をはじめ、多くの歴史建造物がこの法改正で利益を得かねないとして、専門家らが「ボスポラス海峡沿岸に違法建築が増える」と警告しているのだ。

昨夜、トルコ大国民議会委員会に提出された法案によれば、ボスポラス海峡の海岸線と臨海地区のうち、特定区域内では違法建造物も「建築特別許可」の対象となりうる。環境都市省のムラト・クルム大臣は昨日、「建築特別許可」に「ボスポラス海峡の内側と海岸線の邸宅地はこの法改正に含まれない」と発表したが、専門家らは納得していない。

■歴史的な邸宅も含む

トルコ技師・建築家組合連合会イスタンブル支部のタイフン・カフラマン支部長は、「提出された法案にある地図を見れば、海岸部の邸宅が含まれていることがわかる。この法案によれば、それらは「建築登録書」を取得していないが、罰金や解体措置が中止される。つまり、違法に建てられ、裁判となり、解体されねばならないはずの訴訟ものの建築物が、合法化され、現実には使用を許可される。解体が必要な増築部分と違法部分は完全に合法となり、使用権を手にする人々がいる」と述べた。カフラマン支部長は、同地域の歴史建築も同法案の対象になるかという本紙の質問に対しても、「歴史建造物に対して行われた違法増築も含まれる。それを法案の例外としないためだ。容易に断言することができる。ボスポラス海峡周辺の商業ビル、レストラン、カフェも含まれる。この法案は何百もの建物を対象にしている。ボスポラス海峡は他に類を見ない地域であり保護が必要だ。人々は、放免されるという考えで新たな違法建築を立てるだろう」と回答した。

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(翻訳者:原田星来)
(記事ID:45961)