エルドアン批判のコメディアン、訴追
2018年12月25日付 Cumhuriyet 紙

エルドアン大統領は、「彼らは代償を支払うことになるだろう」と述べ、標的であるコメディアンのメティン・アクプナルとミュジダト・ゲゼンを今回はラジオ・テレビ最高評議会(RTÜK)へ訴えた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の弁護士であるヒュセイン・アイドゥンは、コメディアンのミュジダト・ゲゼンとメティン・アクプナルが参加した番組で、ラジオ及びテレビ機関と放送サービスに関する法律規定に反する行為を行ったとして、ハルクテレビへ行政罰金を適応し、問題となっている番組は5回放送を休止するよう求める内容をRTÜKへ申請した。

RTÜKへの請願では、ハルクテレビが放送する「ハルク・アレーナ」という名前の番組に2018年12月21日に出演したゲゼンとアクプナルが、「エルドアン大統領を侮辱する内容を含む発言をし、明らかに死と憲法秩序を侵害する脅威を訴えた」と述べられた。

これにより、ゲゼンとアクプナルに関する司法捜査が開始されたと伝える請願では、「問題となる表現は、トルコ刑法の範囲において犯罪にあたるとともに、6112号のラジオ及びテレビ機関と放送サービスに関する法律規定の『放送サービスの原則』の第8条にも違反する」と述べられている。

請願では、番組のすべてを調査すると、使用された表現がエルドアン大統領に対して、社会の中で敵意を構成することを目的とし、憎悪感情に基づいて発された性質をもち、そうしたことに重きを置いていると見なされるとし、「批判の限界を超えて、親愛なる大統領を侮辱するだけでなく、『死』や『絞首刑』を訴えて脅迫し、これとともにトルコ共和国政府を排除することを目的とするプロパガンダの性質を帯びた表現に満ちた当該番組は、前述の原則に反しており、法的に保護されるべきではないことは明らかである」と主張された。

請願では、違反を真に防止するために、番組に関して抑止制裁の実施する必要性を訴えている。

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( 翻訳者:岩井美咲 )
( 記事ID:45975 )