金メダリスト・スレイマンオールの日本人女性との子、認定確定
2018年12月27日付 Cumhuriyet 紙


昨年逝去したウェイトリフティング世界チャンピオンにしてオリンピック金メダリストでもあった故ナイム・スレイマンオールの父子関係確定を巡る裁判で裁判所は日本人のモリ・セカイさんがスレイマンオールの娘であると判決を下した。スレイマンオール家の弁護士であるアジズ・デミル氏は「エシン及びセジン・スレイマンオール両氏はレポートの結果を受け、控訴を希望しなかった。この判決を認めている」と話した。

世界チャンピオンでありオリンピック金メダリストでもあったウェイトリフティング選手故ナイム・スレイマンオールの死後、日本人のモリ・セカイさんは、スレイ マンオール選手が自分と父子関係にあるとして2018年1月3日にビュユクチェクメ第4家庭裁判所で父子関係確定訴訟を起こした。

裁判所は法医学研究所のレポートからナイム・スレイマンオールが99.99%の確率で遺伝上の父親であるとし、モリさんの訴えを認めるとの判決を出した。

■裁判所は判決文を発表

裁判所の判決文では、日本に住むモリ・セカイさんが自分をナイム・スレイマンオールの娘であるとして父子関係確定訴訟を起こしたとし、「我々裁判所は2018年7月4日にスレイマンオール氏の骨及び細胞のサンプルを入手するべく氏の墓から遺体を掘り起こし、確保した骨、歯及び細胞のサンプルをDNA鑑定のためイスタンブール法医学協会に送付した。法医学協会は骨及び細胞のサンプルを分析した結果ナイム・スレイマンオール氏が99.99%の確率でモリ・ セカイさんの遺伝上の父親であるとしたレポートを提出した」と書かれている。

判決文にはナイム・スレイマンオール氏が99.99%の確率で原告のモリ・セカイさんの遺伝上の父親であるというレポートを鑑み訴えを認め、原告の父親がナイム・スレイマンオール氏であり、戸籍上の登録を人口・国籍業務総局に実行させる判決を下す旨が記されている。

■家族側は控訴を要求せず、判決は確定

裁判所の判決は遺族と弁護士に通告された。遺族側はこの判決に反対せず控訴を申し入れなかった。こうして裁判所の判決が確定した。スレイマンオール家弁護士アジズ・デミル氏は「エシン、セジン・スレイマンオール両氏は法医学協会の報告書を受け取り、控訴を希望しなかった。彼女を姉と受け入れた」と 語った。

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( 翻訳者:市野太音 )
( 記事ID:45991 )