チュニジア:シリアの航空機の着陸を許可
2018年12月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■チュニジア政府は8年ぶりにシリアの航空機を受け入れる。観測筋は、二国間の断交の終了を予期。

【チュニス:本紙】

メディア情報筋によると、チュニジア大統領府は、ダマスカスから来る航空機にモナスティル空港への着陸許可を与えた。一方、観測筋らは、「本件は、二国間の外交関係が回復する『前触れ』かもしれない。この措置は、シリア政府に対するアラブの政治的雰囲気の変化と一致している。在ダマスカス・UAE大使館の再開がこの変化を説明した」と述べた。

民間の「シャーム・ウィングス」社の航空機が木曜日(12月27日)、8年ぶりにチュニジア東部にあるモナスティル空港に着陸した。

一部の情報筋は、「このフライトは、シリアとチュニジアの非公式機関間の協力により準備された。その中には、「文化・観光サービスモロッコ社(不明)」が含まれる。同社は、ジャーナリストがこの事件を報道するために、彼らをチュニスから無料で送迎するプライベート・バスを手配した。モナスティル空港の治安責任者ムハンマド・アズィーズ氏は、「ダマスカス空港発の飛行機には、シリア人旅行者143名が搭乗していた。彼らは、年始休暇をスーサやモナスティルのホテルで過ごそうとしている」と述べた。また、同氏は、「同フライトは、複数のシリアの旅行代理店によるイニシアティブで手配された」と指摘した。

一方、メディア情報筋は、「チュニジア大統領府は、ダマスカス空港発の航空機にモナスティル空港に着陸する許可を与えた」と言及した。また、「フライトの手配者側は、運輸省に、航空機の着陸許可を要請した。そのため同省は、外務省に事情を説明した。そして、外務省は、チュニジア大統領府から特別許可を得ることに成功した」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:45993 )