世界大学ランキングとトルコの大学
2018年12月30日付 Cumhuriyet紙

至高の[エルドアン]権力が統治するこの時代、500をはじめ象徴的な数字が意味をもってきた。ジョーク好きがジョークにも数字を使うように、イスラーム指導者の時代、そうした象徴的な数字は笑いあり涙ありである。たとえば「17」は涙の出るような数字だ。公正発展党が運営するトルコはもはや世界17位の経済大国ではない。そして500といえば、世界をリードする500の大学を表す。500位以内に入ることは、賄賂やカンニング問題とは、違う意味をもつらしい。

2017年、500位以内にトルコから5大学がランクインしていた。2018年にはサバンジュ大学とコチ大学がトップ500位以内に入っただけだ。1000位以内にトルコから合計12大学が入っている。いったいどの大学だろうか?

『Times Higher Education』誌がこのランキングをつくる際には、各教育機関の研究力や、国際的な取り組みや立ち位置、収入の増加度や前年度のランキング入りの有無がランク付けに考慮されている。10年間に及ぶ紛争と内戦の中心地でも教育の継続に取り組んでいるバグダッド大学は、全1258校あるリストのなかで初めて801~1000番台に陣取った。

ランキング第1位は3年連続で英国のオックスフォード大学である。また、10位以内には英国と米国の高等教育機関が名を連ねるランキングだが、今年初めてのこととしては、ランキング入りしている大学数では日本の大学が英国を抜いている。米国、日本、英国に続いてランキング入り大学が多いのは中国だ。北京の清華大学は22位。中国からは合計72校がランキング入りした。

■『Times Higher Education』誌のトップ20大学

1位-オックスフォード大学(英国) 2位-ケンブリッジ大学(英国) 3位-スタンフォード大学(米国) 4位-マサチューセッツ工科大学 5位-カリフォルニア工科大学 6位-ハーバード大学(米国) 7位-プリンストン大学 8位-イェール大学 9位-インペリアル・カレッジ・ロンドン(英国) 10位-シカゴ大学(米国) 11位-スイス連邦工科大学チューリッヒ校(スイス) 12位-ジョンズ・ホプキンズ大学(米国) 13位-ペンシルベニア大学(米国) 14位-ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(英国) 15位-カリフォルニア大学バークレー校(米国) 16位-コロンビア大学(米国) 17位-カリフォルニア大学(米国) 18位-デューク大学(米国) 19位-コーネル大学(米国) 20位-ミシガン大学(米国)

米国アイビーリーグの8大学のうち2校(ブラウン大学とダートマス大学)は大学ランキング20位以内に入っていない。2018年はサバンジュ大学とコチ大学が500位以内に入ったと先述した。トルコ高等教育委員会(YÖK)公式ウェブサイトに掲載されている大学に関するページの情報によれば、トルコには206校の大学がある。貧しい(!)フランスは75大学である。オックスフォード大学が1位、ケンブリッジ大学が2位にランクインした英国では125校。この比較はさて何を意味しているのだろうか?一時期では4万の村の90%に学校がなかったトルコは、現在、大学の数においてはヨーロッパ一であり、すべての学生が読み書きでき、自分の名前を書くことができるのである。

トルコの大学レベルを真剣に考えるなら、中東工科大学、イスタンブル工科大学、ボアジチ大学、ハジェテペ大学、アンカラ大学、イズミル大学といった国立大学のレベルが50校あればよい。残りの156校はすぐに閉鎖だ。そして上位50校で学ぶ学生全員に寮を整備すること。イマーム・ハティプ校の数は(イマームやハティーブなどの宗教従事者の)社会の需要のレベルまで減少させる。初等・中等教育のすべての教育機関は世俗的な教育が適用される。そうして20年を待とう。それ以外のAKPのやることは、目くらましにすぎない。

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(翻訳者:原田星来)
(記事ID:46010)