明日が最後、新年からレジ袋有料化
2018年12月30日付 Hurriyet 紙

レジ袋が2019年1月1日から消費者に最低でも25クルシュで売られる。店側が望んだとしても、無料で配布はできない。なぜならば罰則があるからである。このため、店は一方で準備のためにレジ袋代のレシートへの記載の試行をする一方、有料のレジ袋に関心を示さない消費者向けにロゴの入ったエコバックを生産している。

■価格は1.5リラから5リラ

ポスタ紙の報道によると、トルコには3万件のスーパーがある。スーパーは、布のバックやリサイクル可能なバックを売り始めてさえいる。価格は1.5リラから5リラの間で変動している。もともといくつかの大手スーパーでは、長い間、布バックを好む消費者には布バックという選択肢を用意していた。こうしたスーパーのうちの2つは、ミグロスとカルフールSAである。2018年に3万のリサイクル可能な買い物袋の販売をしたカルフールは、こうしたバックを1つ4.99リラで販売している。

■プレゼントもありえる

1月から布バックの適用がさらに普及するだろう。BİM、ŞOK、 A101、その他のスーパーも布バックの販売を始めるとみられている。一部のスーパーは、例えば消費者に「50リラの買い物につき1つのバックをプレゼント」といったキャンペーンを行い、店舗で消費者にエコバックの使用を呼びかけ、啓発のためのリーフレットを準備している。

■注文が殺到している

スーパーは、1月1日に向けパニックに包まれている一方、同じくパニックに陥っているのが布バックのメーカーである。レジ袋有料化法が施行された12月10日以降、布バックメーカーは、注文分の生産に苦労している。忙しい日々を過ごしているメーカーは、就業時間を延ばしている。ネットパック・パッケージのハリル・ ユルマズ社長は、「12月11日から、2週間で1000万個の注文を受けた。注文が急増している」と述べた。

■1月で150万個

会社としてトルコのスーパーの90%の生産を行っていると述べたユルマズ社長は、「現在、年間4000万個の布バックを生産している。1月から月に1500万個の発注を見込んでいる。これは私たちの年間生産量である1億6000万個を超えるということである。一つのスーパーで1日あたり最低でも50個(全ての消費者の手に10個から15個の袋が行き渡るまで)生産させたならば、1月に1500個であり、100店舗ある会社では一月に15万個、 1000店舗ある会社では一月に150万個生産させることになろう」と述べた。

■3月31日までの期間

1月からレジ袋の販売ではバーコードを使用しなければならない。しかし、在庫にバーコードがないレジ袋をもつ店舗が犠牲にならないように、バーコードのないレジ袋の使用が2019年3月31日まで続く。さらに、総菜、パン、果物コーナーで15ミクロンより薄い「皮」と呼ばれるビニール袋は、無料が続く。これ以外のレジ袋を無料で提供したことが明らかになった店舗に対して、倉庫を除いた屋内の販売店舗1平方メートル毎に10リラの罰金が科される。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:46013 )