トルコ:シリア北部での軍事作戦を延期
2022年05月29日付 その他 - Al-Araby Al-Jadeed 紙


■トルコはシリア北部で宣言された軍事作戦を延期する

【バーブ(東部アレッポ農村地帯):アドナーン・イマーム】

匿名を希望する反体制派のシリア国民軍の消息筋は土曜晩、シリア・トルコ国境にあるハワール・キリス地区で行われた会談で、トルコ側が諸派の司令官らに軍事作戦の無期限延期を伝えたと述べた。

シリア北部一帯の勢力地図の改編を地域および国際社会が拒否したことで、アンカラはシリア北部での軍事作戦を延期したようである。この作戦は、一方でトルコにいる多数のシリア難民をシリアへ帰還させるための「安全地帯」を拡大し、他方でシリア民主軍(SDF)をシリアとの国境から遠ざけることを目的としていた。

上述の消息筋は「アラビー・ジャディード」の取材に対し、作戦の延期は、前日に行われた会議で作戦の方針と段階を決定した後に突然行われたと述べた。作戦の第1段階は、地理的にユーフラテス川東部の平和の泉地域に接するアレッポ北部農村地方のユーフラテスの盾地域に到達すると想定されている。

アイン・アラブ:トルコの優先事項

つまり、作戦は、トルコとの国境に位置し、アンカラに支援されたシリア国民軍の支配地域を分断するアイン・アラブ(コバネ)地区から開始され、同地の制圧がトルコの優先事項となっている。

同消息筋によると、第2段階では、作戦はアレッポ西部農村地帯であるカブターン・ジャバル地区、アイン・ジャーラ地区、「イランの民兵」が政府軍とともに集中する第46中隊基地の政府軍に対して向けられることが決まっていた。

(後略)

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( 翻訳者:笠井まや・下田光沙・新粥みずほ・山崎陽生 )
( 記事ID:46056 )