エジプト:シリアがアラブ連盟復帰に復帰する条件
2019年01月09日付 al-Hayat 紙

■シュクリー外務大臣:シリアのアラブ連盟復帰は加盟国首脳陣の合意次第

【カイロ:ムハンマド・シャズリー】

エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣は、「シリアはアラブ連盟復帰と今月(1月)ベイルートで開催される経済サミットに同国が出席するかどうかは、アラブ連盟理事会の決定およびその決定を加盟国の首脳陣が承認するかどうかによる」と語った。

一方、本日(9日)水曜日にアラブ連盟の常駐代表が集まる中で、同連盟の事務局筋は今回の会合が2011年より資格停止処分となっているシリアの同連盟への復帰を巡る議論とは関係ないと否定した。

さらに同連盟事務局筋は、以下のことを指摘した。「この会合は、来月2月4日ブリュッセルで行われるアラブ・欧州閣僚級会合の庶務面および技術面の調整のための会合である。なお同会合は、アラブ・欧州サミットの準備を目的としたものである。」

また、シュクリー外務大臣も、モロッコのナスィ-ル・ブリタ外務大臣と共に臨んだカイロでの共同記者会見において、シリアが経済サミットに出席するという認識を否定したうえで、「シリアがアラブ連盟への参加資格を取り戻すためには、シリア政府が国連安保理決議2254号に基づいた措置を講じる必要がある」と明らかにした。そして、「シリアのアラブ連盟への復帰は、同国の危機が収束ための政治プロセスを進展させることと結びついている」と強調した。

さらに両大臣は、エジプト・モロッコの2国間関係および様々な分野においてその関係を強化する方策を検討すると共に、リビア情勢をはじめとするエジプト・モロッコ間の共通の関心事項に関して現在行われている調整事項を再確認した。

(後略)

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( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:46064 )