シリア:イスラエルによるダマスカス攻撃と各地での爆発
2019年01月21日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルがダマスカスを爆撃、南部ではIEDが爆発し、アフリーンとイドリブでは5人が死亡

【ロンドン:本紙】

シリアの国営通信社の一つであるSANA通信は、日曜(20日)朝にダマスカスで即席爆発装置(IED)が爆発したもの犠牲者は出なかったと報じた。一方で、シリア人権監視団はダマスカス北部のアフリーン郡で起きた別の爆発により3人の民間人が犠牲になったと発表した。また、仏AFP通信によると、その他の出来事として、シリア政府はイスラエルによるシリア領内への爆撃をシリア軍の防空部隊が迎撃したと日曜に発表した。

日曜朝のシリアの公式メディアは、首都南部の高速道路で起きたとされる「テロ行為」についての第一報を報じるにとどめ、詳細については報じなかった。一方で、シリア人権監視団はこの爆発で「死傷者」が出たと語っているものの、正確な被害状況の特定には至っていないとした。同団体のラーミー・アブドゥッラフマン代表はAFP通信に対して「大規模な爆発がダマスカス南部の治安部隊の支部付近で起きた」と述べるとともに、この爆発の後に激しい交戦があったことを指摘した。

さらに、同代表は日曜にダマスカスを標的とした「イスラエルによる攻撃」にシリア軍の防空部隊が応戦したと発表した。また、SANA通信は軍事情報筋の話として「我々の防空部隊が(ダマスカス)南部の地区を標的としていたイスラエル攻撃に非常に効果的に応戦した、これによりイスラエル側はその後の一切の任務を遂行できなくなった」と伝えたが、これも詳細についての報道はなかった。

(後略)

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( 翻訳者:本間倫子 )
( 記事ID:46138 )