アラブ連盟、シリア難民問題を訴える
2019年01月21日付 Cumhuriyet紙


シリアの再加盟を持ち出したアラブ連盟のサミットで、様々な国に散った、凡そ500万人のシリア国民と国家再建に関し緊急の呼びかけが行われた。

内戦が始まった2011年からシリアの参加資格を停止したアラブ連盟は、ダマスカス政府に再び参加を呼びかけた最初の会議で難民の帰還を話題として取り上げた。ダマスカス政府はシリアに対する誤ったアプローチが続いているという理由で参加しなかったが、アラブ連盟経済サミットで演説を行ったレバノン大統領ミシェル・アウンは、国際社会が政治的な解決とは別途にシリア難民帰還のために必要なあらゆる努力を示すよう呼びかけをおこなった。

■アラブ銀行を提案

レバノンの首都ベイルートで行われたアラブ連盟経済社会発展サミットでは連盟への参加資格を停止されたシリア政府の座席には誰も座っていなかった。100万人以上のシリア人を受け入れているレバノンのアウン大統領は、サミットの声明に難民の安全な帰還を加えるよう提案した。アウン大統領は、さらに内戦が直接的もしくは間接的に影響を及ぼした諸国および国家再建のためにアラブ銀行の創設を提案した。実際に継続している分裂状況、戦闘、政治的な解決とともに、シリアの人道的に最も重要な課題は、再建作業、難民の帰還である。内戦のために国を去らなければならなかったシリア人の数は500万人を超えると言われている。シリア内務省は、今月初めに行った発表で、昨年、国に戻ったシリア人難民の数は29万4480人であると報告した。

■反体制派は「意思」を求める

シリアで政治的な解決の模索が継続している一方、反体制派組織から国際社会に「意思表示」の呼びかけがなされた。国連の新シリア問題担当特別代表ゲイル・ペデルセンと集い、ジュネーブで会談した最高交渉委員会のナスル・アル=ハリーリー代表は、国際社会の意思が存在しないことが政治的交渉を停止させていると強調した。ペデルセン特別代表は4人目の代表者であると述べたハリーリー代表は、ジュネーブとアスターナとでふたつの交渉が競っている状況を批判した。ロシアとイランのことを指摘した反体制派の代表は、シリア政府に近い役者が憲法委員会の創設努力を阻害していると述べた。ロイター通信の取材の中でハリーリー代表は、「政治的な解決の機会を設け、あらゆる関係国の政治的な解決なくしてアサドとの関係を正常化することは不可能であると見ている」と述べた。

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(翻訳者:新井慧)
(記事ID:46140)