エジプト:石油精製・石油化学製品生産の複合施設を新たに建設、85億ドルを投資
2019年01月21日付 al-Hayat 紙


■エジプト:石油精製と石油化学製品生産の複合施設の建設に85億ドル

【カイロ:マーセル・ナスル】

エジプトのターリク・ムッラー石油相は、エジプトは今後4年間で6つの精製施設の開発に取り組むと発表した。投資額は90億ドルに達すると見られており、これにより国内の石油原料生産を年間4100万トンまで引き上げることを目指す。エジプトは現在8つの原油精製所を所有しており、年間3800万トンの生産力を有している。

ムッラー石油相は記者会見で、「我々はエル・アラメイン新市街地区において精製・石油化学製品複合施設計画の実施を検討している。投資額は約85億ドルと推定されている」と述べた。また、石油化学製品プロジェクトの拡大に向けた事業計画の実施について、生活必需品である石油化学製品の国内市場はいまだ成長中であり、この計画の実施は当該市場のニーズに応えるためのものであると述べた。その手段として、新たなプロジェクトを導入する、または現在進行中のプロジェクトに新たな生産ユニットを加えることを通じて、付加価値を拡大させ、エジプトの天然資源を経済的に最大限活用することを目指す。

ムッラー石油相は、「石油部門は同部門の開発・更新プログラムの一部を成す統合計画を実施する。このプログラムの目的は、石油化学産業の開発およびこの重要分野において魅力的な投資環境を準備することにある」と述べた。同大臣は、「天然ガス田の発見及びその開発プロジェクトは、天然ガスの自給を達成するなど現在成果を上げつつある。この事実は、エジプトの石油化学産業に大きな推進力を与え、この重要産業への投資に新たな地平を切り開くとともに、直接的にも間接的にもビジネスチャンスを生んでいる」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:北本芳明 )
( 記事ID:46144 )