イエメン:スウェーデン合意の確実な履行に向けた調整
2019年01月22日付 al-Hayat 紙


■グリフィス特使は、スウェーデン合意を破綻から救うため、新たな外遊を開始

【リヤド、ラバト、サヌア、アデン:本紙】

マーティン・グリフィス・イエメン担当国連特使は、イエメン危機の当事者たちとスウェーデン合意の実施の方策について議論するため、新たな外遊を開始した。これは、同合意を破綻から救う試みの一環である。なお、同合意が破綻しているのは、イランから支援されているフーシー派民兵が、合意事項を遵守しないためだ。

グリフィス特使はマスカットへの訪問を終えた後、昨日月曜日(1月21日)にサヌアに到着した。同特使は、クーデターを目論むフーシー派の指導者ら、およびフダイダでのスウェーデン合意の履行を監視する共同調整委員会の委員長であるオランダのマーク・キャメロット大将と面会する予定だ。

一方、イエメンのアブドゥラッボ・マンスール・ハーディー大統領は昨日(1月21日)、リヤドで米中央軍(CENTCOM)司令官のジョセフ・ヴォーテル大将との会合を行った。同大統領は会合の中で、「イエメンと米国は、イエメンや中東地域、そして世界に潜む困難に立ち向かうため、戦略的・戦術的な目標に合意している。クーデターを目論むフーシー派民兵、彼らを支援するイラン、そして過激主義・テロ勢力の危険に対抗することを通して、イエメンと(中東)地域からそれらの勢力の悪行を一掃する」と述べた。

他方、イエメンのムアンマル・イルヤーニー情報大臣は、「フーシー派民兵が、スウェーデン合意の履行、厳密に言えば、彼らのフダイダの街と港からの撤退が失敗するように仕向けている」と発表した。

(後略)

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( 翻訳者:藤木郁理 )
( 記事ID:46150 )