エジプト:「アレキサンドリアのダーイシュ」と「ソハーグ事件」の裁判に関して(1)
2019年01月22日付 al-Hayat 紙
エジプトの首都カイロ中心部(本紙)
エジプトの首都カイロ中心部(本紙)

■エジプト:「アレキサンドリアのダーイシュ」への判決は3月30日に(1)

【カイロ:本紙】

カイロ刑事裁判所は昨日(1月21日)、「アレキサンドリアのダーイシュ」(が起こした)として知られる事件に関して、3月30日の公判で判決を言い渡すことを決定した。本件では30人がテロ組織に参加した容疑がかけられている。また、破毀院(エジプトにおける最高刑事裁判所)は46人に対して「ソハーグ事件」における暴力行為の罪に対して下された禁固刑の判決を支持した。

カイロ刑事裁判所では「アレキサンドリアのダーイシュ」(が起こした)事件について被告側の弁護が行われた。また同裁判所は、判決を言い渡す日程を決定する前に、被告人の親族に出廷を許可した。これは、言い渡される判決の破毀院への上告が認められていることを鑑みての措置だ。

一方でエジプトのナビール・サーディク検事総長は、被告人達を高等国家治安刑事裁判所へ送致ことを命じていた。これは、被告人達がタクフィール主義思想を擁護するテロ集団を作り、テロ細胞に資金・武器・爆発物を与え、そのメンバーに情報や安全な隠れ家を提供したためだ。ちなみにその目的は、テロ細胞を匿い、教会やキリスト教徒、国の重要な施設を標的として罪を犯し、さらにシリアとリビアにある「ダーイシュ」の野営地で軍事訓練を行うことにあるという。

また、国家治安部門(内務省で情報収集を担当)はこのテロ組織の構成員を以前より監視していたので、(カイロの北にある)アレキサンドリア県アサーフィラ地区のとある教会でテロが行われる前にテロ細胞を暴き、最高国家治安検察庁の許可を受けて逮捕することに成功した。

(2)に続く

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( 翻訳者:友添日向子 )
( 記事ID:46152 )