「ギュル元大統領とダウトオール元首相、至福党へ」の噂
2019年01月27日付 Cumhuriyet 紙


アブドゥッラー・ギュル元大統領とアフメト・ダウトオール元首相らのグループが一部の公正発展党(AKP)議員らとともに至福党へ入党するという噂が流れている。

『ドゥバル』紙に掲載されたニュースによれば、3月31日の地方選挙の結果を見越したシナリオがアンカラ政治ロビーで話し合われ始めている。

議会内にグループを持つ5党が選挙結果により左右されることになる。そしてそれと同時にアンカラでは、3月31日選挙の結果が新たな政治構造への扉を開く可能性について、長らく議論されている。前述の政治構造の変化について、噂になっているのはアブドゥッラー・ギュル元大統領とアフメト・ダウトオール元首相も参加する新政党の設立だ。

実際、一部のベテランの政治家らは、新政党については選挙結果が明らかになった後に明かされるだとうと述べている。また、このところ増加している観測では新政党ではなく、むしろ既存の政党への移籍の方が有力だ。経験豊富な政治家らの主張によれば、新政党の設立はなさそうだが、福祉党をルーツとする至福党が新体制の土台になる可能性があるという。

現在議会で2議席をもつ至福党にAKP系グループの一部の議員らが移り、党大会により党内に新たな運営体制が作られる可能性がささやかれている。アブドゥッラー・ギュル元大統領はこのプロセスの先導者とはならず、外部から支持するという立ち位置になるのではないかといわれている。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:46180 )