アルジェリア:与党がブーテフリカ大統領の再選を目指し署名集めを開始
2019年01月31日付 al-Hayat 紙

■アルジェリア:与党がブーテフリカ大統領を次期大統領選候補者にすべく署名集めを開始

【アルジェ:本紙】

アルジェリアの与党である民族解放戦線指導部のムアーズ・ブシャーレブ調整役は、次期大統領選挙で現職のアブドゥルアズィーズ・ブーテフリカ大統領を候補者にすべく署名集めを開始し、来月2月9日に最終的な支援者集会を行うことを発表した。これは5期目のブーテフリカ政権というシナリオを今まで以上に確かなものにするためだ。

また与党は選挙後まで同党の臨時会議を延期すると発表した。ブシャーレブ氏は国会における同党の2つの派閥の議員と面会し、(会議の)延期は党の候補者の下で足並みをそろえる努力をするためと釈明した。同氏はアブドゥルアズィーズ・ブーテフリカ共和国大統領の名前に言及することは避け、「(民族解放)戦線の候補者はご存じの通りだ」と言うにとどめた。また、今年4月18日に行われる予定の(大統領)選挙のための公式準備委員会を設立したと明かした。ブシャーレブ氏は、同委員会は党所属の現職・前職の閣僚や、前職の同党幹部、国民議会議員、国民評議会議員も委員となっていると述べた。そして、「同委員会の委員は党の選挙運動を指揮する。その負担は大きいだろう。しかし我々は共和国大統領が我々の党から輩出されると確信している」と続けた。

一方で、民族解放戦線の指導部の調整役(ブシャーレブ氏)は、同党に加え、民主国民連合、アルジェリア人民運動、アルジェリア希望連合から成る大統領同盟の幹部が一堂に会する会合が次の土曜日(2月2日)に開かれるだろうと明かした。なお、この会合は選挙に向けた明確な構想を形にするために開かれる。

アルジェリア内務・地方自治・国土整備省は、同省が153人の大統領選への立候補届を受け取ったと発表し、うち14人が政党の党首で、139人が無所属での出馬であると指摘した。また、複数の立候補者が法規定に則って署名用紙を受け取ったことにも言及し、立候補の手続きは順調に進んでいると強調した。

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( 翻訳者:松浦葵 )
( 記事ID:46223 )