在ドイツのトルコ人向け、トルコ不動産フェア開催
2019年02月03日付 Hurriyet 紙


ドイツのデュッセルドルフで2019年2月8~10日に開催される、「ふるさとトルコの不動産・投資フェア」の最終準備が整った。トルコの名だたる不動産企業76社が集うフェアでは、来場者らが100以上のプロジェクトのなかから好みの特長を持つ住宅、オフィス、店舗のセレクションを吟味し、かつ最適な条件でそれらを購入するチャンスを探る。

環境都市計画省の支援で、デミルオレン・メディア・グループとİSTexpo企画が共同で開催する「ふるさとトルコの不動産・投資フェア」へのカウントダウンが始まった。ドイツのデュッセルドルフで2月8~10日に開催されるこのフェアにはトルコ不動産企業が熱い関心を寄せている。同フェアにはトルコ企業76社がブースを出展し、何百ものプロジェクトが紹介される予定だ。

■トルコは安全な市場

外国でのトルコのプロモーションに貢献し、不動産業界と欧州の出資者らを引き合わせることが期待される「ふるさとトルコの不動産・投資フェア」を主催するデミルオレン・メディア・グループに対し、環境都市計画省のムラト・クルム大臣は謝辞を表明し、「デミルオレン・メディア・グループは、国際的なさまざまな舞台においてだけでなく、メディア報道と発行する新聞雑誌によって不動産業界でも特別な地位を得ている」と述べた。クルム大臣はまた、同省がフェアを支援していると明らかにし次のように続けた。

「このフェアには環境都市計画省管轄下の物件住宅不動産投資協会として参加する。また協賛団体である住宅開発管理局(TOKİ)も同フェアに参加する予定だ。トルコの不動産市場から76メーカーが参加するこのフェアで、8社は物件住宅不動産投資協会の枠組みのなかでプロモーションを実施する。このフェアは、欧州在住トルコ国民によるトルコ不動産購入を促進し、そして欧州に暮らすトルコ国民が安心して投資できうるプラットフォームとなるという点で非常に重要である。「ふるさとトルコの不動産・投資フェア」は、トルコが投資先として安全かつ価値のある市場であることを改めて示す指標となるだろう。そしてこれと同時に、不動産や建設を皮切りにあらゆる業界に積極的に反映されると信じている。」

■経済に良い影響

一方、イスタンブル商工会議所(İTO)の音頭で17社がフェアに参加することが、İTOのシェキブ・アヴダギチ会長より明らかにされた。同会長は「トルコからの出稼ぎ労働者がトルコで新しい住宅を購入することは、愛郷心を満たしトルコ経済にもよい影響となる。ドイツをはじめ欧州各国に暮らすすべての出稼ぎ労働者を、そしてトルコで不動産投資を行い、投資家トルコ人となることを希望する全員をこのフェアに招待したい」と述べた。

不動産業界からの強力な要望を受け、İTOの出展ブースは400平米ほどの広さであることを述べたアヴダギチ議長は、「1960年代にガストアルバイター制度でドイツへ移住したトルコ人の二世、三世は、「ふるさとトルコ・フェア」での手厚い販売環境で魅力的な条件で住宅を購入することで、60年後の祖国において新たな扉を開くことになる。それはある意味、帰郷の第一歩にもなる。今回のフェアは、すべてのトルコ人出稼ぎ労働者にとって投資が非常に魅力的になるフェアである」と話した。またアヴダギチ議長は、「ふるさとトルコ・フェア」はトルコの住宅物件・不動産の豊かさを証明するだけでなく、イスタンブルやトルコを国際的な舞台でプロモートするという点でも重要だと指摘した。

アヴダギチ議長は、欧州で最もトルコ人の人口が多いのはドイツであると前置きして、「2018年のデータによれば、国外に600万人以上のトルコ国民がおり、このうち500万人は欧州に暮らしている。ドイツでは最低でも300万人のトルコ国民、そしてさらに多くのトルコ系の人々が暮らしている。またドイツでは60万以上のトルコ人が積極的にビジネス活動に関わっているほか、8万以上のトルコ系企業があるとも推定されている。一方で、今年ドイツからのトルコ訪問者は560万人に増加する見込みで、現在の予約数としてトルコは第一位である。こうした関心が不動産にも反映されたとしても驚きには値しない。今回のフェアは、その意味でトルコ企業にとって大きなポテンシャルを秘めている」と話した。同İTO議長はまた、2018年は外国人向け住宅販売が前年比78パーセント増加という記録を達成したことにも言及した。アヴダギチ議長によれば「昨年、外国人はトルコで約4万軒の住宅を購入した。このうち36パーセントはイスタンブルで購入されている。ドイツ人に限れば1866人が去年トルコで住宅を購入しており、この人数を1万人に引き上げることは難しいことではないだろう」とのことである。

■フェアの特別キャンペーン

「ふるさとトルコの不動産・投資フェア」には業界の屋台骨である住宅発展投資協会(KONUTDER)、イスタンブル建設業協会(INDIR)、不動産投資共同協会(GYODER)だけではなく、トルコの名だたる不動産企業も参加する。参加メーカーは、4900平米のフェア会場で3日間に渡りプロジェクトに関するプレゼンテーションを行いながら販売をおこない、支払い上のアドバンテージなどをプロモーションする機会を得る。また、フェアはLineadecor社との戦略的パートナーシップおよびとターキッシュ・エアラインズの公式スポンサードにより、メッセ・デュッセルドルフ会議場で開催され、来場者の予算に応じた様々な選択肢が提示される。さらに来場者は、このフェア限定の割引やキャンペーンにより予算に見合った物件の主となることができる。フェア参加を希望する来場者はwww.evimturkiye.deより無料登録が可能である。

■著名人もフェアに

このフェアには著名人も参加する。女優プナル・アルトゥーや俳優タメル・カラダール、脚本家ビロル・ギュヴェン、女優ゼイノ・ギュネンチ、俳優ヴォルカン・セヴェルジャン、女優ウィルマ・エルス、歌手Mr. Jade、劇作家ショライ・ウズンそしてサッカー選手のハミト・アルトゥントプなど多くの著名人も参加予定で、来場者は彼らと懇親し言葉を交わすチャンスもあるはずだ。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:46232 )