エジプト:アラブ連盟、統一関税に向けた会議
2019年02月04日付 al-Hayat 紙

エジプト:アラブ連盟、統一関税に向けた会議

■サウジアラビアの議長の下、統一関税に向けアラブ連盟会議を開催

【カイロ:本紙】

アラブ連盟所管の第41回統一関税会議がカイロで始まった。サウジアラビアが議長国を務め、アラブ連盟加盟国の関税管理担当の諸高官が参加した。

バフジャト・アブー・ナスル アラブ連盟経済統合局局長は公式声明にて昨日(日曜、2月3日)、本会議では4日間かけ、アラブ諸国の関税統一に関して交渉を完了させるために議論する予定だと表明し、「その目的は、国際商業圏で適用される税率を設置することだ。この税は、サウジアラビア、エジプト、ヨルダン、バハレーン、チュニジア、スーダン、オマーン、パレスチナ、クウェイト、モロッコ、レバノン、カタルからの輸入品インボイスに係る関税の一つだ」と話した。

またアブー・ナスル局長は「アラブ関税同盟を結成する上で最も重要な要素の一つは、統一された輸入関税を設置することだ。そのためには複数の段階を踏む必要がある。第1に、アラブ諸国間で各国の関税率と名称を統一すること。そして、アラブ連盟事務局でデータベースを作成し、全ての輸入関税項目に上下限を設ける」と加えた。一方、関税率の上下限が大きく異なる複数の国から、他国で適用される基準に同じくするか、または近づけるとの要望が出ていると述べた。

アブー・ナスル局長は、「アラブ連盟は統一アラブ関税法、関税施行マニュアル、法的な施行規則の策定を完了している。また、国内産業の保護と既存の産業の支援のための、関税による利益の配分メカニズムに関する検討も行った」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:中鉢夏輝 )
( 記事ID:46239 )