オルハン・パムクの見たイスタンブル
2019年02月07日付 Cumhuriyet紙


ノーベル賞作家オルハン・パムクがイスタンブルの自宅のバルコニーから撮影した写真の数々で構成される「オルハン・パムク―バルコニーの写真」展がヤプ・クレディ文化芸術出版の建物で開幕した。

ドイツの発行人であるゲルハルト・シュタイデル氏がキュレイターを務めた展覧会へは4月27日まで足を運ぶことができる。展覧会では、パムクのイスタンブルの常に変化を続ける景色を映し出す600枚以上の写真が展示される。

ヤプ・クレディ文化芸術出版における、前日のオープニングセレモニーにおいてオルハン・パムクとゲルハルト・シュタイデル氏の対談が実現した。多くの来場者がつめかけた対談の会場内に席を取れなかった人々は、立ったままかもしくは会場を囲む窓の外からイヤホンを通してパムクとシュタイデルの対談に耳を傾けた。

作家のパムクは、展覧会は昨年シュタイデル社から出版された「バルコニー」という題の本が始まりであったという事を述べた。2002年12月から2003年4月の間に8500枚以上の写真を撮影したと述べたパムクは、これらの景色を「記録する」という願いからイスタンブルのボスフォラス海峡で目にし自身にとって興味深いあらゆる瞬間を捉えようと努めたと表現するパムクの写真は、バルコニーのただ一点から異なるレンズを用いながら撮影された。   

オルハン・パムクは、執筆が困難であった時に写真を撮影したという事を述べ、ゲルハルト・シュタイデルも作家とどのようにして出会ったのかという事と写真を書籍化するプロセスを説明した。シュタイデルは、展覧会に関して以下のように語った:「写真を順々にご覧になって頂くと、一つの物語もしくは小説を想起させるという事がお分かりになるでしょう。視覚的な観点からも評価をされれば、まるでひとつのグラフィック・ノベルのようなのです。」

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(翻訳者:堀谷加佳留)
(記事ID:46280)