イスタンブル地震対策、1万6千軒取り壊し
2019年02月17日付 Hurriyet紙


災害緊急時対策庁(AFAD)は、イスタンブルの23区、(総面積)1,441ヘクタールに上る危険な地域が65ヶ所あると発表し、6万5,377戸の建物に危険があり、うち4万8,609戸を取り壊したと伝えた。ドイツ地質科学研究所(GFZ)との共同研究として進められている調査では、977地点で24時間365日、地震活動をリアルタイムに観測している。

イズミル選出の国会議員セヴダ・エルダン氏は、ある動議にて内務大臣スレイマン・ソイル氏へ「8.17のような地震(訳注: 1999年8月17日のイズミット地震)に備えるために、イスタンブル・イズミルのようなリスクのある都市では何が行われているのか?」との質疑をおこなった。その動議に対しソイル氏は、AFADからの以下のような文書でもって応答した。

■ドイツとの共同プロジェクト

トルコ科学技術研究機構の公共研究開発プロジェクトの枠組みで、2007〜2009年にイズミルを特区として実現した「大都市イズミルとアリアー・メネメン区での安全な建設計画のための地震による地盤の揺れモデル」プロジェクトが完了した。イスタンブルとその周辺の地域に特化して、2011年にGFZと共同で始めた「北アナトリア断層の地質調査・マルマラ海東部震源地震計ネットワーク」GONAFの枠組みで、北アナトリア断層のマルマラ海中に7つの震源地震計を設置した。

■977地点で観測

地震活動は、977地点で24時間観測・分析・記録されている。トルコで起こりえるあらゆる災害後になされる対応策のため、トルコ災害対策計画が準備された。同時にトルコ地震ハザードマップとトルコ建築物地震ガイドが、2018年3月18日に官報で発表された。
イズミル県下では、6つの区で総面積918ヘクタールに上る8つの地域が危険と発表され、1万7,905戸が危険とみなされ、1万4429戸は取り壊された。イズミルの都市改造事業の枠組みで、1億7,450万TL(約36億6450万円)の住居(賃貸)手当を含む3億1,862万4千TL(約66億9110万円)の財政援助が行われた。イスタンブルの23区、総面積1,441ヘクタールにのぼる65の危険な地域があり、6万5,377の建物が危険、うち4万8,609戸が取り壊された。

■公共事業建造物は4,5階以上にはならない

環境都市整備相のムラト・クルム氏は、ヴァン県エドレミトでの会見で都市生活の質向上とインフラ問題解決のため努力していると述べ、もはや高層ビルの建設へは許可がなされないと話した。クルム大臣の言葉は、以下のように続く。
「都市再開発の重要性は非常に増している。準備中の計画は、我々の50年、100年先の未来の姿を明らかにするものとなる。我々の祖先・文化が光り輝くような地平線が現れるのを我々は期待している。今後は4,5階を超える公共事業建造物は建設されないだろう。」

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(翻訳者:甲斐さゆみ)
(記事ID:46315)