政府統制下におかれる大学、QS大学ランキング下落
2019年03月02日付 Cumhuriyet紙

高等教育機構(YÖK)が協力している、クアクアレリ・シモンズ社(QS)が発表したランキングによればトルコの大学は世界の大学との競争に負けてしまったようだ。

AKP時代に教育機関の崩壊が加速した。高等教育機構が協力していた英国の格付け会社クアクアレリ・シモンズ社(QS)のランキングによれば、トップ500に一つも国立大学が入らなかった。分野別ランキングのリストには、国立大学はそれぞれ得意分野で名を連ねた。しかし得意な分野というのは非常に少ない。中東工科大学(ODTÜ)工学部やハジェッテペ大学医学部でランキングは上昇したが、これらの大学は過去5年間で少なくとも100位順位を落とした。

国立大学がトップ500に入らなかったランキングで、トップ1000に入っているトルコの大学の順位の下落が注目される。QS社が最近5年間での調査を比較して、トルコの大学のランキング下落は深刻であることが分かった。

■コチとビルケント

トルコの大学のうち上位にランクインしたコチ大学は、全世界で448位だった。トップ500に国立大学が入らなかった一方で、トルコからは私立大学としてコチ大学と456位にビルケント大学のみがランク入りした。トップ1000では、コチ大学やビルケント大学、サバンジュ大学、中東工科大学、ボアジチ大学、イスタンブル工科大学、アンカラ大学、ガズィ大学、ヘジェッテペ大学、イスタンブル大学からなる10校がランク入りしていることが分かった。

調査では、トルコの大学が5年間で順位を落としていることが注目を集めている。2016年と2017年の報告では5校がトップ500にランク入りできた一方で、毎年順位を落とし続け、今年は2校のみが残った。2016年のランキングで394位だったビルケント大学は、2019年のランキングではトップをコチ大学に譲った。トルコの大学のうち最も上位にランク入りしたコチ大学もランキングの448位であった。国立大学の中で(トルコの)ランキングトップに入っていた中東工科大学は、2016年は431位で、トルコの全大学のうち2番目にランク入りしたのに、2019年は551位だった。トップ1000に入った全ての大学が順位を落としたことが注目を集めた。

トルコの大学は、個別分野でのみ自身のランキングを上昇させることができた。「工学・テクノロジー分野」のランキングで243位に入った中東工科大学が国内トップとなり、イスタンブル工科大学やビルケント大学、ボアジチ大学、コチ大学がトップ500に入った。「医学・生物学分野」のランキングではイスタンブル大学とハジェッテペ大学のみがトップ500に入るも、トップ300には入らなかった。「自然科学分野」も中東工科大学とイスタンブル工科大学、ボアジチ大学のみがトップ500に入った。考古学、歴史、神学、建築および芸術分野も含む「芸術・人文科学分野」のランキングにはボアジチ大学とビルケント大学、イスタンブル大学のみがトップ500に入った。

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(翻訳者:尾形知恵)
(記事ID:46382)