「灰色の狼」指のポーズ禁止、罰金4000ユーロ―オーストリア
2019年03月02日付 Cumhuriyet紙


オーストリアで『灰色の狼』の指ポーズを禁止した『シンボル法』が施行され、灰色の狼の指ポーズをした人々には最高で4000ユーロの罰金が科される。

オーストリアで2018年12月に議会で採択されたシンボル法は、先月立法手続きを完了させ、2019年3月1日から施行された。

国内で2015年にイスラム国やアルカイダのようなテロ組織のプロパガンダを未然に防ぐ目的で施行されたシンボル法は、イスラム同胞団、ハマス、レバノンのヒズボラの軍事部門、テロ組織PKK、クロアチアの民族主義団体ウスタシャのような組織集団に含まれるシンボルやポーズも含まれ拡大された。

法の下ではこれらのグループに属す13の旗、シンボル、しるしが禁止され、この法律に反抗するものには最高4000ユーロの罰金か懲役1ヶ月の刑が科される可能性がある。常習的に禁止行為がなされる場合には、最高1万ユーロもしくは懲役6週間の刑が予想される。

MHPや極右組織灰色の狼が使用している灰色の狼の指ポーズの禁止は、反響を呼んだ。トルコが厳しい反応を見せた法律で、如何なるシンボルやエンブレム、旗も使われないと公式に説明された。これによると、灰色の狼の指ポーズ、新月の中に灰色の狼が描かれたシンボルの様々なバリエーションが禁止事項に載った。

一方で、テロ組織PKKが使用している多くのシンボル、エンブレム、旗の代わりにただ一つのシンボルが禁止事項に記載されているということは、極右政府がテロや過激主義と闘うという意味で不誠実であるという解釈を呼んだ。

法律本文に宗教的シンボルやしるしが禁止事項に含まれていないと公表されたにもかかわらず、ハマスのいくつかのシンボルの中にあるタウヒードの言葉(アッラーのほかに神は無し)も禁止されたことは、国内のイスラム教徒の反発を呼んだ。

■トルコからオーストリアに非難

議論を巻き起こしているこの法にトルコは厳しい反応を示し、外務省による書面による声明では、「オーストリアの議会で採択され、立法手続きが完了された『シンボル法』が『灰色の狼』の指ポーズを含む形で2019年3月1日付で施行されることを認めず、再び非難する。」と述べられた。

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(翻訳者:川田知果)
(記事ID:46387)