憲法裁判所、オジャラン獄友への電話通話制限を違法判断
2019年03月07日付 Cumhuriyet 紙


憲法裁判所は、テロ組織・クルディスタン労働者党(PKK)初代党首、アブドゥッラー・オジャランの獄友であるヴェイシ・アクタシュの電話での面会が1年にわたって制限されていたことについて、「通信の自由」に反するとした。高等裁判所はアクタシュに対して4000トルコリラの賠償金を支払う決定を下した。

憲法裁判所は、テロ組織PKK初代党首、アブドゥッラー・オジャランとともにイムラル島刑務所で受刑中の5人の受刑者のうちのひとりであるヴェイシ・アクタシュの個人的な申請を今回の決定へとつなげた。

■「通信の自由」の侵害

フェブジ・チャクルがハベル・テュルク紙に掲載した記事によると、高等裁判所は、アクタシュが電話での通話を2015年6月から2016年7月までの間、オジャランの指示を刑務所の外に流出させる恐れがあるとして禁止されていたことについて「通信の自由」の侵害であるとの決定を下した。高等裁判所はこの理由でアクタシュへ、精神的苦痛への賠償金4000トルコリラの支払いを決定した。また2700リラの裁判費用もアクタシュに支払われることが決定された。判決の理由では、アクタシュについて適用された電話での通話禁止へしばらくの間、制限がなされなかったこと、禁止措置の設置に関する条件(オジャランの指示を外部へ流出)が変わったかどうかが確認されていなかったことが強調された。決定では、このように長い間適用されていたことが不平等であり、比例原則に反するとされた。

■イムラル島へ送られた5人のうちの1人

今回のアクタシュを含む5人のテロ組織PKK所属の受刑者が2015年にイムラル島刑務所へと輸送されていた。

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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:46412 )