ユルドゥルム・イスタンブル市長候補公約は24時間オープンの図書館増
2019年03月10日付 Milliyet 紙


イスタンブルには現在、図書館が22館ある。公正発展党(AKP)のイスタンブル広域市市長候補ビナル・ユルドゥルム氏は、全区に年中無休で24時間開館している図書館を開くことで、その数を39へと引き上げることを目指すと述べた。

公正発展党のイスタンブル広域市市長候補であるビナル・ユルドゥルム氏は、イスタンブルで22館という図書館の数を39へと引き上げることを述べた。ユルドゥルム氏は、「ラーミー駐屯地を改修して建てられるイスタンブル市営図書館は、広域市で最大規模のものになる。何十年ものあいだイスタンブルに寄与してきたアタテュルク書架もまたギュムシュスユ軍病院と統一されて、大アタテュルク市営図書館(AŞK)に生まれ変わるだろう」と話した。

■大アタテュルク市営図書館(AŞK)を整備

ビナル・ユルドゥルム氏が図書館の24時間プロジェクトに関して声明を出した。大都市のために進めるプロジェクトには文化と芸術も含まれており、大アタテュルク図書館(AŞK)を開設するという吉報をもたらした。

「イスタンブル工科大学をはじめ、全大学と学生・研究者を支援するAŞKは、アタテュルク文化センターの重要な一部となる。1万4,300平方メートルの敷地に建つギュムシュスユ軍病院の建築面積4,159平方メートルの土地と、アタテュルク書架の1,766平方メートルの土地を統合した6千平方メートルの土地に、本の虫や知識人、学術研究者を迎えるだろう。」

■ラーミに7万5千平方メートルの図書館

未だにイスタンブルを象徴する規模の図書館がないことからプロジェクトが始まったと語るユルドゥルム氏は、この欠落を必ず埋める決意だとして次のように話した。

「7万5千平方メートルの土地と何百万という蔵書やデジタル媒体を所有することとなるラーミ市営図書館が、市の最も大きな図書館の中の一つとなることを目指している。」

学術的調査から宿題まで、知的な意見交換から気軽な読書まで、あらゆる人が利用できるラーミ市営図書館は、敷地7万5千平方メートル、建物面積3万3千メートルを持つ。

■全ての区で開かれる

このプロジェクトの目的は、イスタンブルの22館という図書館の数を、全区に週7日24時間開いている図書館を開館させることよって増加させることだ。39区すべてでサービスを行うこの図書館はフルタイムでオープンしている。

■インターネットからのアクセス

24の図書館では、インターネットを通してデジタル媒体へのアクセスを週7日24時間365日可能とする予定である。子供や若者向けに様々な活動の場を提供し、更にいくつもの休憩やアクティビティのスペースも設置する。

■UNESCO : トルコの読書率は86位

国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の2017年のデータによると、トルコは読書率に関し世界で86位であり、アフリカの貧困国と同じ水準であった。

■我々が本に使うのは4分の1ドル

トルコ統計機構のデータによれば、トルコの需要品リストで本は235番目に位置する。世界で本の為に一人当たり費やす金額は平均1.3ドルだったのに対し、トルコでは4分の1ドルであった。

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( 翻訳者:小林佑輔 )
( 記事ID:46426 )