反体制歌手アフメト・カヤの人生、映画化?
2019年03月12日付 Hurriyet 紙


43歳でこの世を去った歌手、アフメト・カヤの人生が映画化される計画が浮上した。このことに関して、アフメト・カヤの著作権を有するGam Musicは発表を行い、「アーティストの法律上の相続人と代理人とは全く関係ない」とした。

撮影がマラトヤ、イスタンブルとパリで実施されるであろう映画は、アフメト・カヤの死後19周年に27カ国で同時に公開されるだろう。

トルコ、ドイツ、スイスの共同制作となる「アフメド・イキ・ギョズム」の監督をイラン出身の監督アドナン・オスマン・シャマズ氏とアラファト・リュズギャル氏がおこなう。

脚本をギョヌル・アクチュルク氏が書き、映画ではアフメト・カヤ役を誰が演じるかは未だ発表されていない。撮影がマラトヤ、イスタンブル、パリで実施されるであろう映画は2019年11月16日にトルコを含む27カ国で同時に公開されるだろう。

■「アーティストの法律上の相続人と代理人とは全く関係ない」

アフメト・カヤの著作権を有するガム・ミュージック(Gam Music)は発表を行い、以下のように述べた。

「さまざまな所からこの所『歌手アフメト・カヤの映画が作られている、作られるだろう』として流れるニュースと、アーティストの法律上の相続人や代理人とは全く関係はない。アーティストの名前と作品を相続する法律上の相続人(娘たちであるチーデム・カヤ(オズチュルク)、メリス・カヤ、その夫であるギュルテン・ カヤ)と、作品を管理する制作編集会社のガム・ミュージック・出版製造販売有限会社が存在するにもかかわらず、こうしたニュースが出ることで、世論とファンが悪意のあるニュースで情報操作され、各方面大変残念に思っている。

アフメト・カヤの法律上の相続人の許可なく、アフメト・カヤを間接的あるいは直接的に取り扱い、呼応させ、彼の人生を語ったり、想起させたりする、故人の作品を含んでいる、いかなるプロジェクトにも、トルコ共和国国内、及び全世界で許可は与えられない。

アフメト・カヤの名前の商標登録はある。アフメト・カヤに関して登録されたすべての作品も、トルコ共和国裁判所の「思想・芸術作品法(FSEK)」に関する条項をはじめとして、トルコ共和国文化省と全関連職業組合の下で保護されている。第二・第三親等の近親者が許可なく使用することはできない。

親愛なる世論とファンが、アーティストの法律上の代理人により発表されたわけでも、承認されたわけでもない情報に信頼性を置かないようお願いする。トルコ共和国裁判所と検察庁には、この発表が同時に『罪の告発』を意図しているものであることを、お伝えするものである。」

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( 翻訳者:西山みなみ )
( 記事ID:46437 )