ニュージーランドでモスク・テローエルドアンも暗殺リストに
2019年03月15日付 Cumhuriyet紙


ニュージーランド・クライストチャーチで、10分の間を置いて金曜礼拝中の2つのモスクに対してテロ攻撃が発生し、49人が死亡した。ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、現地時間13:40と13:50にクライストチャーチの2つのモスクで発生した攻撃について「テロ攻撃」であると明らかにした。

ニュージーランドで2つのモスクに対するテロ攻撃があり、49人が死亡した。同国首相はこの事件について「詳細まで計画されたテロ攻撃である」と明らかにしている。使用された武器には、ヨーロッパがムスリムに対して起こした戦いの歴史、このような戦いに参加したヨーロッパ諸国の人名、ナチズムへの共感と反イスラーム的な表現が記されていた。例えば、ある武器にはコソヴォの戦いでムラト1世を背後から刺殺したセルビア人のミロシュ・オビリッチの名前が記されていた。

アーダーン首相は、テロ攻撃の後に同国の警戒レベルを「低」から「高」に引き上げたとし、犯人のいずれも治安本部の追跡リストにいなかったと明らかにした。このテロ攻撃では49人が死亡したと伝えられている。クライストチャーチの保健担当者は、負傷した48人が地元の病院で治療を受けていると述べた。

テロリストは自らのソーシャルメディアアカウントで攻撃の様子を生中継しており、モスクに入って発砲し始めた様子や全ての動くものを狙っていた様子が映っている。

映像では、テロリストが武器を何度も変え、銃弾を何度も装填し直している。攻撃の前は極右・人種差別的な音楽を聴いており、ソーシャルメディアには人種差別的かつ反ムスリム的な書き込みをしていた。

■武器の表面には反ムスリムの表現

テロ攻撃の実行犯であるオーストラリア国籍のブレントン・タラントのものと思われるソーシャルメディアのアカウントには、「反移民・反ムスリム的」な表現を含んだ数十ページにわたる政治主張が公開されていた。

犯人は、憎悪に満ちた政治主張の中で、トルコに対して「もしもヨーロッパ(ボスポラス海峡の西側)の土を踏もうとすれば、もしもボスポラス海峡の西側へ来ようとするならば、お前たちを殺害する」という脅迫を述べていた。

■エルドアン大統領、テロリストの暗殺対象リストに

モスクを攻撃した犯人が、憎悪に満ちた政治主張の中で作成している暗殺対象リストには、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、ロンドン市長のサディク・カーン氏なども含まれていた。

テロリストはその政治主張の中で、エルドアン大統領に関して「我々人類の最古の敵にしてヨーロッパ最大のイスラーム教徒集団の指導者」と述べ、ヨーロッパ在住のトルコ人を「民族的な敵」と表現していた。

■「詳細まで計画されたテロ攻撃」

アーダーン首相はこの攻撃について「詳細まで計画されたテロ攻撃」であるとしたうえで、犯人の車から手榴弾が見つかっており、それらは治安部隊によって無力化されたと述べた。

アーダーン首相は、この攻撃に関係する4人の人物の身柄が拘束され、うち1人はオーストラリア国籍だと明らかにした。

アーダーン首相は「狂信者が引き起こしたこの暴力的かつ憎悪に満ちた行動に関する映像をどうかシェアしないように。この憎悪に満ちた攻撃は我々を表すものではない。我々はこのようなものではない。我々は全ての民族主義的な憎悪と暴力を拒否する」と述べた。オーストラリアのスコット・モリソン首相も、テロ攻撃の犯人のうち1人がオーストラリア国籍であると認めた。

ニュージーランド警察は、テロ攻撃に関係したとして1人の女性を含む4人の身柄を拘束したと明らかにした。

■「極右テロリストによる攻撃を批判する」

オーストラリアのモリソン首相は自身のツイッターで、この攻撃に恐怖を感じていると述べ、その後メディア向けの声明で「我々は今日ここで、過激主義を支持する極右テロリストによって引き起こされた攻撃をはっきりと批判する。オーストラリアとニュージーランドはただの同盟国・パートナーではない。我々は家族であり、今日はニュージーランドのいとこたちと共に家族として嘆き悲しみ、衝撃を受け、恐怖し、怒りを感じている。ニュージーランドとオーストラリアのムスリムたちに対して祈りを捧げる」と述べた。

ニュージーランドのマイク・ブッシュ警察長官は、クライストチャーチ・ハーレイ公園地区のアル・ヌールモスクとリンウッドのモスクに対する攻撃の後、国内全てのモスクに対して門を閉じるよう警告を発令した。

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(翻訳者:神谷亮平)
(記事ID:46446)