国際不法移民仲介組織、イスタンブルで摘発
2019年03月15日付 Hurriyet 紙


イスタンブルで実施された一斉摘発において、国際的な不法移民仲介組織が弱体化させられた。アジア諸国から空路で連れて来させた移民らを、偽造書類を用いてヨーロッパへ送らせたことが示唆されている組織のリーダー、E.K.Aにセクシュアルハラスメントから詐欺まで13件の犯罪歴があることが明るみになった。

港湾担当局,不法移民そして人身売買取り締まり局のチームは、国際的に不法移民の仲介を行なったグループに関連する情報を得た。通信傍受による捜査及び尾行、張り込み捜査が開始された。行われた捜査によると、ネパール、インドそしてバングラデシュ出身の移民に偽の船員書類そして偽の斡旋書類が準備されていた。偽造書類を手にした人達は港湾に停泊中の船の人員であるように見せかけられ、乗り継ぎのためトルコに送り込まれた。トルコへ送り込まれた人々は同じ方法でヨーロッパへと送られた。

3ヶ月の捜査のちに、リーダー格のE.K.Aがつくった組織に向けて、イスタンブルそしてコジャエリで同時に一斉摘発が開始された。この一斉摘発においてE.K.Aを含む10人の逮捕がなされた。組織の家宅に留め置かれていた53人の不法移民も発見された。

組織の26の異なる活動によって、86人の移民がトルコへ密かに送り込まれたことが明らかにされ、組織の拠点で発見された53人が送還の手続きのため警察署に連行された。

組織の拠点で行われた捜索において、グロックピストル1点、ジグ・サウアー社製の武器1点、34人分の所有者不明のパスポート、16人分の偽の船員手帳、スタンプ19点、そして数多くの偽の書類を押収した。

組織のトップE.K.Aが、火器の違法所持、偽造、詐欺、脅迫、侮辱そしてセクシュアルハラスメントなどの13種類の犯罪に関与していたことが明らかになった。

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:46448 )