アクシェネル党首、国民連合の勝利
2019年04月01日付 Milliyet 紙


善良党のメラル・アクシェネル党首は、党本部で行われた記者会見で、話しを「オリーブの枝」軍事作戦で殉職した兵士へ神のご加護を祈って始めた。

選挙の結果が国と国民にとって良いものであるよう願うアクシェネル党首は、投票に行って意思表示をした全ての人々に感謝した。

アクシェネル党首は、投票が国民が意思を示す最も重要な場所であると強調し、「そしてこの場所は今日、今一度メッセージを与え与党を警告した」と述べた。

与党が国民の苦しみを忘れていると主張したアクシェネル党首は、次のように続けた。

「(この選挙で与党に警告を与えてください。国民を思い出し、その苦しみに関心を向けよ、と与党の耳を引っ張ってください)と私は言った。3月31日の結果は、 政治におけるライバル関係がどれほど重要であるかを再び示すだろう。この選挙は、連合選挙であった。そして、国民連合は国民の気持ちの代弁者として、成功を収めた。政治におけるライバル関係は崇高なわが国民にとって有益である。与党は、自らを改めざるを得ない。国民の状態と問題に関心を向けざるを得ない。崇高なる我が国民は、今回の選挙で示したメッセージによって、このプロセスの前途を開いた。今日から与党は、忘れていた国民のことを思い出し、その声に耳を傾けざるを得ない。」

トルコ国民は民主主義的な文化をもっていると述べたアクシェネル党首は、「国民は悪い流れを止めるため与党に警告した。国民連合に力を与えた。この選挙の勝者は国民連合である。善良党が国民連合に貢献したのは明白である。今日以降、与党だけでなく、野党も自分達が講じる全ての措置に慎重に配慮しなければならない。これは責任であり、同時に私たち国民の命令でもある」と述べた。

■国民の代弁者となり続ける

同党首は、この選挙が生んだ最も価値のある結果は、分裂ではなく連帯が、扇動ではなく友愛が、敵意ではなく愛情が、中傷よりも善意が、脅迫よりも勇気が勝利したことにあると述べ、「この選挙の結果に対して『私たちは勝利した』とは言わない。確かにこれは成功である。国民の問題の解決の途上で手にした成功である。国民が私たちの肩に委ねたこの課題を自覚している。そして、一切の躊躇なく、昨日よりも一層大きな決心と決意をもって、国民の代弁者となり続ける」と話した。

アクシェネル党首は、国民連合への投票者に大げさに喜ばないよう警告し、「配偶者、親友、友達、隣人を傷つけないでほしい。この結果は、国民やその子供たちがそれぞれ相手に対して得た勝利ではない。このことを決して忘れないようにしよう」と述べた。

■トルコ国民は選択肢がないわけではない

これが問題の結論ではなく入口であり、本来の責務は新たに始まったとして、次のように続けた。

「大統領にも今一度呼びかける。国民にストレスをかけないでほしい。疲れさせないでほしい。イライラさせないでほしい。明日から敵意を帯びた言葉を使わないでほしい。あなたが痛めつけた心と傷つけた心情を手当てして欲しい。あなたがこうすることは、国民及びあなた自身にとって有益となる。まだご自身の任期はある。 この残りの期間を、選挙から得た教訓によって十分に検討して欲しい。あなたが今後正しい措置を講ずれば私たちは支持するが、そうでなければトルコ国民に代わって立ちはだかるということを知っておいてほしい。あなたが国民に対し礼を尽くし、高所大所から見続けるなら、トルコ国民は選択肢がないわけではない、と知って欲しい。トルコ国家とトルコ国民は核となるものがないわけではないからだ。」

アクシェネル党首は、国民連合が結成されたときに大いに尽力し、理解を示した共和人民党党首ケマル・クルチダルオールに感謝した。

■イマームオール氏は勝利するだろう

アクシェネル党首は、ウシャック県とバルケスィル県で候補者がトップであること、しかし、この2県で起こっている一部混乱の沈静化のために2人の国会議員を派遣したと強調した。また、イスタンブルは当初から共和人民党の候補であるエクレム・イマームオールが勝利すると信じていたと述べた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:46559 )