イマムオールCHPイスタンブル市長候補、高等選挙委員会へ呼びかけ
2019年04月12日付 Cumhuriyet 紙


非公式の結果ながらイスタンブル広域市長に当選したエクレム・イマムオール氏が会見を開いた。イマムオール氏は高等選挙委員会(YSK)に対し「YSKへ再び告ぐ。決断を下せ。選挙の正当性を議論するな」と述べた。

非公式な結果ながらイスタンブル広域市長に当選したエクレム・イマムオール氏は、公正発展党(AKP)と民族主義者行動党(MHP)が遅延行為を働いていると述べた後、高等選挙委員会(YSK)に対して措置を講じるよう呼び掛けた。「YSKへ再び告ぐ。決断を下せ。選挙の正当性を議論させるな。」

イマムオール氏は、まず元サッカー選手のジャン・バルトゥ氏を引き合いに出し「トルコスポーツ界の象徴であり、紳士的と聞いてまず思い浮かぶ、 親愛なるジャン・バルトゥを失った悲しみから始まった。神の慈悲があらんことを祈る」と述べた。イマムオール氏は経済に話題を移し「経済は危機的な状態だ。我々は国民的なトラウマを経験している。残念ながら、これまでの措置は問題を解決していない」と述べた。

イスタンブル市長選挙に関するイマムオール氏の発言の要点は以下の通りだ。

■「遅延行為を働いていることを知っている」

あなたたちは恥ずかしいことをしている。まず、AKP内の私の同郷者たちに対してはずかしいことをしている。あなたたちは彼らの気分を害している。私は彼らを包み込むような市長となろう。YSKに対して声をあげたい。再集計が12日間も続いている。もうこれをやめようではないか。AKPとMHPが遅延行為を働いていることを知っている。YSKに対し、措置を講じるよう声をあげたい。

あなたたちが選挙に汚点を残すような行動をすれば、そしてすべての区を取り囲んで人々を苛むならば、トルコの未来と選挙に暗い影を落とすだろう。あなたたちが党の主張の証拠を集めるような行動をすれば、これからの選挙を疑惑に満ちたものにするだろう。ビュユクチェクメジェ区の人々は気分を害している。

■「苛んでいる」

この国では5年間で7回の選挙があった。あなたたちはそのすべてで、正当性という点で人々の心に影を落とし、恥ずかしいことをしている。誰もイスタンブル広域市を、その役職を、自分たちのものだと受け入れないようにしよう。イスタンブル広域市には、1600万の人々がいる。「何かに纏いついて離さない」かのような[態度]。これは何だ?あなたたちは人々を苛んでいる。

■1876年から、投票をめぐる戦い

スルタン・アブデュルハミト2世は第1次憲政の際、この民族の前に投票箱を設けた。1876年以降、我々は民主主義と投票を巡り闘っている。YSKは歴史に由来する闘いを行っている。

この聖なる金曜日に、あなたたちに言いたいことは次の通りだ。我々の社会に兄弟愛を植え付けよう。科学について考えよう。教育と健康をイスタンブルの健やかな環境に引き戻すことを考えよう。党派性と偏向性を脇に置こう。これが我々の目指すところだ。

■「YSKに対して声をあげる」

YSKに対して再び告ぐ。決断を下せ。選挙の正当性を議論させるな。」

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:46630 )