イスタンブル・アンカラ・イズミルで県議会議席、確定へ
2019年04月04日付 Hurriyet 紙

3月31日統一地方選が終わり、イスタンブル、アンカラ、イズミル広域市議会の結果が明らかになってきた。広域市議会でイスタンブルとアンカラではAKP(公正発展党)及び人民連合が勝利をおさめ、一方イズミルでは国民連合が議席の最多数を占めることになる。

3月31日統一地方選の結果が確定したわけではないが、広域市議会はイスタンブルとアンカラでは人民連合が、イズミルでは国民連合が議席の最多数を占めるようだ。

未確定ではあるもののAA(アナトリア通信社)記者がまとめた3月31日選挙結果の情報によると選挙後に異議申し立てが続いているものの広域市議会の議席が決定しつつあるという。

市議会も、区の人口に合わせて選挙が行われ、政党は10%の最低得票率が適用される比例代表制を利用して議席を獲得した。区議会の議員の5分の1が、広域地方自治体議会の議席も有している。これ以外に区長も広域市議会の議員になっている。

■イスタンブル広域市議会の大多数がAKPと人民連合のものになる。

2014年地方選において組織されたイスタンブル広域市議会は議長とともに310名からなる。議会ではAKPが180名、CHP(共和人民党)が123名、至福党が1名、善良党が2名、無所属が4名議席を獲得した。トルコ統計機構(TÜİK)の最新の人口調査をもとに、イスタンブル広域市議会の議員数は増加した。今期は広域市議会で議長と議員を合わせて312名が任命される。

前期にイスタンブル広域市議会のAKP会派副代表を務めたオメル・リュトフ・アル氏は、AA記者に伝えた声明で結果がどうなろうとAKPが議会において多数を占めることになると語っている。

アル氏は「選挙の結果は依然として判明していない。異議は存在するが確実な数字が伝えられることはほとんどありえないだろう。しかし我々の試算ではAKPが絶対に議会で大多数を占めるだろう。勢力図が今のものから大きく変わることはないだろう」と話した。

確定はしていないものの選挙結果を見てAKPが180ほどの議席を獲得するだろうとアル氏は述べ、「CHPの議席は130か135あたりだろうと推測している。この図式を人民連合ともう一つの連合との構図として我々は評価している。MHP(民族主義者行動党)がシリヴリ区か他の一部の区で議会にも参加できる議席を獲得するかもしれない。しかし善良党が何人議会に送り込めるかについての数字は我々のもとにはない。区長はイスタンブル広域市議会の議員でもある」と情報を提供した。

■オメル・リュトフ・アル氏、異議申し立てが続いていることを指摘しつつ、以下のように語る。

「ごくわずかな票差での議会に送られる議席数における変更は問題となりうる。異議申し立てのあと、状況が変わらずともAKP派閥がイスタンブル広域市議会で多数を占める。議会で第一党になれば第一副議長と第二副議長をその党が選ぶ。本来議会が議長団の副議長と書記達を選ぶところを第一党がどこであれ選んでしまっている。委員会においてもAKPが多数を占めるだろう。委員会全体で5名がAKPから4名が他の党から選出される。」

来期に39区からイスタンブル広域市に入る人数は以下の通り
「アダラル3名、アルナブトキョイ8名、アタシェヒル8名、アブジュラル8名、バージュラル10名、バフチェリエヴレル10名、バクルキョイ7名、バシャクシェヒル8名、バイラムパシャ8名、ベシクタシュ7名、ベイリキドュズュ8名、ベイオール7名、ビュユクチェキメジェ7名、ベイコズ7名、チャタルジャ6名、チェキメキョイ8名、エセンレル8名、エセンユルト10名、エユプスルタン8名、ファーティヒ8名、ガーズィオスマンパシャ8名、ギュンギョレン8名、カドゥキョイ8名、キャーウトハーネ8名、カルタル8名、キュチュクチェキメジェ10名、マルテペ8名、ペンディキ10名、サンジャクテペ8名、サルイェル8名、シリヴリ7名、スルタンベイリ8名、スルタンガーズィ10名、シレ4名、シシュリ8名、トゥズラ8名、ウムラニイェ10名、ウスキュダル10名、ゼイティンブルヌ8名」

■アンカラでの人民連合

地方選の結果アンカラ広域市議会の議員構成も明らかになった。

これによればアンカラの25区で勝利を収めたAKPから19名、MHPから3名、CHPから3名の市長がアンカラ広域市議会に参加する区長に選ばれた。

これ以外に人口と投票率に従って区が広域市議会に送ることができる人数が明らかになった。既にあるグラフでは広域市議会議長と147名の議員から成る広域市議会において人民連合から105名、国民連合から42名が参加すると見られている。

■イズミルの国民連合

イズミル広域市議会では大半の議員をCHP党員が占め、選挙で任命される副議長、委員長、書記、委員もその多くをCHP出身の人間が務めることが予想されている。

2014年地方選で任命されたイズミル広域市議会は議長と共に176名の議員で構成されている。議会では119名がCHP、45名がAKP、5名がMHP、3名がDSP(民主左派党)、そして無所属から4名が務めることになる。異議申し立てが続くが現時点でのグラフや試算によればイズミル広域市議会の配分においてCHPは前期に近い議席を獲得すると見られている。

現時点での表では広域市議会は議長と176名の議員から成るが国民連合が119名、人民連合が57名となると予想されている。

来期の30郡区からイズミル広域市議会に参加する人数は以下の通り
「アリアー6名、バルチョヴァ6名、バユンドゥル5名、バイラクル8名、ベルガマ7名、ベイダー3名、ボルノヴァ8名、ブジャ8名、チェシュメ4名、チーリ7名、ディキリ4名、フォチャ4名、ガーズィエミル7名、ギュゼルバフチェ4名、カラバーラル8名、カラブルン2名、カルシュヤカ8名、ケマルパシャ6名、クヌク4名、コナク8名、メンデレス6名、メネメン7名、ナルルデレ6名、オデミシュ7名、セフェリヒサル5名、セルチュク4名、トルバル7名、ウルラ6名、キラズ4名、ティレ6名」

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( 翻訳者:市野太音 )
( 記事ID:46654 )