世界銀行:GCC諸国の経済成長と課題に言及
2019年05月02日付 al-Quds al-Arabi 紙

■世界銀行は今年湾岸諸国の成長率が2.1%まで上昇すると予測

【ドバイ:アナトリア通信】

世界銀行は、湾岸協力会議(GCC)諸国の経済成長率が2018年では約2%であったのに対し、2019年には2.1%まで上昇すると予測した。

一昨日(30日)発行された報告書の中で、世界銀行は湾岸諸国の成長ペースは加速し、2020年には3.2%まで上昇し、そして2021年には2.7%に安定すると予測した。

また、より持続的な経済成長を実現するために、湾岸諸国が公共(部門の)財政状況を管理するための方策支援継続、経済活動の多角化、特に女性や若者向けの民間部門主導での雇用創出促進が必要だと強調した。

さらに、世界銀行は健康と教育の成果を改善するための包括的な政府戦略を通じて、人的資本形成のペースを速めるよう訴えた。

世界銀行のGCC諸国担当カントリー・マネージャーであるのイサーム・アブースライマーン氏は、以下のように述べた。「経済の変革とは、明白かつ予測可能だが根気強く実行する必要がある長期的な努力である。私達の前にある道は諸々の課題があるが、この変革は実現可能であり、私達は責任もって共にこの旅路を行く。」

また、同報告書は外国からの同地域への直接投資の流入は、数値には言及していないものの他の新興市場よりも少なかったと明らかにした。

さらに、同報告書は改革アジェンダの残りの条項には、外国人による企業所有の促進、非関税障壁の削減、ビジネス環境の改善が含まれるとも示した。
 
(後略)

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( 翻訳者:小泉真歩 )
( 記事ID:46723 )