イスタンブル市長選再選挙決定、10のQ&A
2019年05月07日付 Milliyet 紙

高等選挙委員会(YSK)のイスタンブル広域市長選再投票に関する決定により、在イスタンブルの1,560万963人の有権者が3万1124か所の投票所で6月23日日曜日に再投票することとなった。

高等選挙委員会は、公正発展党(AKP)のイスタンブル選挙結果に関する異議申し立てについて決定を下した。イスタンブル広域市長選の投票結果に対し、エクレム・イマムオウール氏の当選を無効だとしたのである。これにより、在イスタンブルの1560万963人の有権者は、3万1,124か所の投票所で6月23日に再投票することとなった。

アナトリア通信特派員が再投票に関する要点をまとめた。以下は、イスタンブル市長選に関する10のQ&Aである。

■1.有権者へ投票用紙は何枚与えられるのか?

6月23日日曜日に行われる選挙では、有権者の目前にはイスタンブル広域市長に関する投票用紙のみ置かれる。まとまった投票用紙が印刷され、2019年3月31日におこなわれた選挙と同様の原則が適用される。

■2.再投票ではどの手続きが繰り返されるのか。

再び行われる必要のある選挙は、この選挙が再選挙であり、前の選挙の続きという性質を持っているため、投票手続きのみが繰り返される。

■3.どの政党が選挙に参加可能なのか

2019年3月31日に行われた選挙に参加した政党は、今回の選挙に参加可能である。

■4. 政党は新たな候補を擁立できるのか

政党は新たな候補を擁立することはできないが、死亡や辞任などのような理由による明らかな欠員は、関連する選挙管理委員会によって決められた日までに補充される。

■5. 無所属候補はこの選挙に参加可能なのか
2019年3月31日日曜日に行われた選挙に無所属候補として出馬したものは、この選挙においても参加することができる。新たな無所属候補の申請は認められない。

■6.投票所スタッフは新たに結成されるのか

投票所スタッフの構成における不正を理由とする(投票)無効のため、スタッフは新たに結成される。投票所スタッフの代表とメンバーは政府職員の中から選ばれる。

■7.有権者リストは更新されるのか

2019年3月31日に実施された選挙のため更新され確定した投票有権者リストは、新たな更新をせずにこの選挙に使われる。ただし、これらのリストにおいて、誤った理由で残った死亡者や制限された有権者はリストから削除され、6月23日に18歳に達したものはリストへ追記される。 

■8.各投票所では、何人の有権者が投票するのか

実施される予定のこの中間選挙で使用される投票有権者リストによれば、ひとつの投票箱につき400人が投票する見込みで準備されている。

■9.選挙はどこが管理するのか

この選挙に関する日程は、高等選挙委員会(YSK)ではなく、選挙を管理するイスタンブル県選挙員会によって準備される。

■10. イスタンブル広域市長は誰が引き継ぐのか?

地方行政法によれば、広域市で市長当選が無効となった場合、選挙が行われるまでの市長については、内務大臣によって任命される必要がある。内務省によれば、イスタンブルのアリ・イエルリカヤ知事がイスタンブル広域市長の代理として任命されたことが明らかとなった。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:46749 )