CHP広報担当「とても困ったことになる」
2019年05月10日付 Cumhuriyet 紙

高等選挙委員会のイスタンブルの選挙を無効とする決定の後に始まった出来事に関連して、共和人民党の地方選挙キャンペーンのコーディネーターである、アテシュ・イリアス・バシュソイ氏から、党員に向け重要なメッセージが来た。アテシュ・イリアス・バシュソイ氏は、「何もかもがとても困難になるだろう」という出だしから始まるメッセージを共有し、イズミルを筆頭にトルコ各地から届いたエスプリの利いた団結のメッセージが誇張されていると批判した。

ソーシャルメディアのアカウントから、「何もかもがとても困難になるだろう」と書かれた画像と共に一連のプロセスを評価した、広報担当そして作家のアテシュ・イリアス・バシュソイ氏は、「誇張されたそして楽天的な空気」と説明し、エムレム・イマームオウル氏そして共和人民党に向けたエスプリのある応援メッセージを批判した。

バシュソイ氏は、この状況を一刻も早く終わらせる必要性を強調し「糸巻き競争をしている場合ではない」という表現を用いた。バシュソイ氏は、明るみになった大変深刻な不正であることを、そしてこの社会の残りの50%の人々に対して説明の必要性があることを主張した。共和人民党の2019年の地方選挙キャンペーンのコーディネーターのアテシュ・イリアス・バシュソイ氏による、印象に残る決意のコメントの中身は以下の通り:

■自分たち自身であったとしたら…

「高等選挙委員会が同じ決定を彼らに下したとしたら。例えば、『大統領選挙に不正があり、再投票を行う』と言ったとしよう、彼らは40年分の被害を訴えただろう…自分たちのことであれば、彼らは激怒し、嘆き悲しみ、100年後でさえも子供達に“5月6日を忘れるな”というだろう。

では私たちも“今の気分”を少し誇張してはいないだろうか?選挙のやり直しで、お祭りモードになっているのではないだろうか?アダナから後、全ての地方自治体が同じ“エスプリ”を使うことは愉快であるかもしれない…さあ、立ち上がることが必要だ。しかし、明るみになった恐ろしい不公正を忘れないこともまた必要だ。この選挙を、愉快な「白いトルコ人」たちが「イベント」として受け止めていたなら我々は敗北していただろう。この「ゲズィ運動の熱狂」はある程度までは良いが、度を過ぎると押しつけがましいものとなる。

■心を掴む時…

高等選挙委員会はバグダート通りだけでなく、アレムダー通りにまでも不正を行ったのか?
エクレム・イマムオールへ公正発展党の有権者の100万人の中小事業者が投票した。高等選挙委員会の7人は、この100万人の中小事業者に対しても侮辱したことになるのではないか?この誇張されたお祭りムードはさらに拡大する前に収束させることが必要だ。今は取り組み、そして心を掴む時だ。我に返りましょう、糸巻き競争をしている場合ではない。
この不正について皆により丁寧に説明することが必要だ。50%の人も、残りの50%の人と出会い、親しくなり、嘆き合う必要がある。この街の誰もがだ。

■70%の可能性がある

普通の条件では、イマムオール氏が70%の票を得る可能性がある。公正発展党はこの力を削ぐために一体何を仕掛けてくるか、私たちもまたこの火事にふいごを手にして向かったりはしないようにしよう:知らずに、この水車へ水を持っていく必要もない。(私たちが作り上げた野党は、私たちが反対してきた事柄を強化させているのか、それとも弱体化させているのか)これを問うことを決して忘れないようにしよう。

何もかもが6月23日より後は良くなるだろう、しかしその日までは何もかもが困難になるであろうという事をあなた方も確信しておいて欲しい。」

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:46760 )