シリア:イドリブ県に対する攻撃で30万人が国内避難民となる一方、政権は「テロ攻撃」が近いと主張(2)
2019年05月05日付 al-Hayat 紙

■イドリブ県を中心とする地域で国内避難民30万人が発生、ダマスカスは「テロ攻撃」が準備されていると主張

(ID46738の続き)

これに対し、シリア・アラブ通信(SANA)は、軍消息筋の話としてこう伝えた。「イドリブ県一帯に展開しているテロ組織は、外国で操っている者どものアジェンダを実行すべく、ハマー県とラタキア県の郊外にある安全な地域や軍の拠点を攻撃する準備を進めている」。また、同消息筋によると、「イドリブ県とその周辺に展開している武装テロ・グループは、ハマー県とラタキア県の方面に向けて攻撃を始めるために、さらなる武器の運搬と多数のテロリストの派遣を試みている」という。さらに「これらのテロ・グループは、ハマー県北部郊外のムーリク地区に大規模なテロリスト増援部隊を進軍させた。その狙いは、シリア人みなの安全を脅かすという外国のアジェンダを実行すべく、シリア・アラブ軍の拠点と隣接地域の民間人を標的にすることにある」。

同消息筋は「テロリストどもの動きはすべて監視されている。また監視活動は随時続けられている」と強調し、数日前からのテロリストらが行っていることは「彼らが侵略行為を強めようとしていることを裏付けているが、それは必然的に訪れるであろう彼らの終わりの始まりになるだろう」。

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( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:46772 )