CHP議員、中央銀行には当座使える外貨準備はない
2019年05月19日付 Cumhuriyet 紙

共和人民党(CHP)のアイクト・エルドードゥ副党首は、書面で発表を行い、起こり得る国内外のショックが生みだす不安を取り払い、国の信用と国際的な金融環境を継続するため、中央銀行の外貨準備がとても重要になると述べた。

中央銀行がすぐに使用できる外貨の準備はないと述べたエルドードゥ副党首は次のように述べた。

■政権は、イスタンブルを手にするために中央銀行の外貨準備をなくした

「これは緊急時に中央銀行の手にある弾を減らすことを意味する。外貨準備は、対外支払を困難とする原因となりうる不安要因を間接的に是正し管理下に置く際に、為替レートに影響を与える形で、市場に干渉する目的で使用される。つまり、対外支払に際し問題が生じたり、あるいは、様々な原因で為替相場が過剰に高騰した際に、外貨準備は、安全上の担保として評価されている。残念ながら、政権は、イスタンブル市長の座を手にするために中央銀行の外貨準備をなくした。

■こうする権利は誰にもない

同副党首は、中央銀行の外貨準備は、対外責任を時宜通りに履行し、国外での問題や投機的な攻撃を妨げ、トルコリラの継続的な安定を保証する規模であることが必要であると述べ、「ある国の対外的印象や敬意を受けるという点で、中央銀行の独立性と一貫性はとても重要である。しかし、票を失うという不安から行われたこの 種の方策は、トルコ経済の信頼性に影を落とし、脆弱性を増加させている。野党が勝利した市長の座を奪うために、国の経済をこれほどまで害を及ぼし、回復できな い状態にする権利は誰にもない」と述べた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:46809 )