トルコ国会に顔認証システム導入
2019年05月28日付 Milliyet紙


トルコ大国民議会(TBMM)で、革命人民解放党戦線(DHKP-C)とのつながりが確認された2人が警備員を人質に取ろうとしたことを受け、警備システムが見直された。中でも特に、訪問者が入場するTBMMディクメン・ゲートに顔認証システムが導入される予定だ。このシステムはテスト段階だが、TBMMに多くの人が入場する際、警備員にとってはかなりの負担軽減になるだろう。システムとは別にTBMMのゲートで行われる検査を受ける人は、スキャンされ、基本情報ブラウジング(GBT)が行われ、不審人物は検出されることとなる。

5月14日、DHKP-Cに関与していたムッラ・ズィンジルとエイレム・ユジェルは、TBMMの受付職員を人質に取ろうとした。確保ののち逮捕された2人の容疑者は、手続き後に法廷に送致され、裁判所により勾留された。

事件発生後、議会の安全対策が見直された。最高レベルで守られているTBMMに新たな安全対策が加わり、TBMMの訪問者用ゲートに顔認証システムが導入される予定だ。このシステムはテスト段階だが、特別重要な日にTBMMへ400~500人ほどの大勢の人が入場する際、警備員にとってはかなりの負担軽減となるだろう。このシステムとは別にTBMMのゲートで行われる検査を受ける人は、スキャンされ、GBTが行われ、不審人物の情報が瞬時に警備オペレーターのもとへ送られる。

■スマートテクノロジーも稼働予定

顔認証システムに並び、新たな安全対策のなかに含まれている「スマートテクノロジー安全システム」の試運転も行われている。このシステムは、議会の敷地の壁を跳び越えたり通過したあらゆる生体をも検知する。ネズミや鳥となどの生物すらも検知される。

■500台のカメラ

TBMMの敷地に360度撮影可能なカメラが500台以上導入された。カメラによりTBMMの敷地は24時間監視されている。高感度の赤外線カメラは、特定の状況での行動を検出するために用いられる。特に訪問者が多い日に、異常に笑っている人物や、異常に落ち着きのない者、それに準ずる行動を取っている人物の動きがカメラに記録される。不審な動きや表情は注意深く監視される。赤外線カメラを備えた新たなスマートテクノロジーがトルコで使用されるのは初めてだ。TBMM内で監視カメラ以外の可動式探知が行われるのも初めてである。

■ナンバープレート認証システム

以前は入場の際に下部を鏡で確認していた車両に対しては、現在はナンバープレート認証システムが導入されている。議会を訪れた車両のナンバープレートをシステムが自動で認証し、不審な状態でなければ防壁が自動的に動く。警備対策の一環として、議会職員や議会で長期間務めている記者の入場カードにICチップが搭載された。出入りはICチップ入りのカードで行われる。

■対ドローンシステム

TBMMで現在使用されている安全対策のなかには「対ドローン」システムも含まれている。TBMM本館の屋根に設置されている、電波妨害機能を備えたシステムにより、異物が検知され関係各所に知らされる。

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(翻訳者:金戸 渉)
(記事ID:46861)