ペリカン教団、深刻な危険?
2019年05月28日付 Cumhuriyet紙

イスタンブル広域市市長に選出されたエクレム・イマムオール氏の発言が切り貼りされるというFETÖ流儀の謀が行われたことに、AKP内部から抗議が起きた。AKPの県支部役員エリフ・ケレシュ氏に反感を示したAKP上層部の人物は、「ペリカン戦術は党内に深刻な憂いを与えている」と話した。

イスタンブル市民の投票によって市長に選ばれたものの、物議を醸す高等選挙委員会(YSK)の決定により当選証が取り上げられたエクレム・イマムオール氏は、昨晩ハベルチュルクの生放送に出演し、質問に回答した。この時イマムオール氏が番組で話したことが切り貼りされ、操作されたために抗議を呼んだ。

ハベルチュルクのファーティフ・アルタイル記者は、AKP上層部の人物もエクレム・イマムオール氏に行われたこの不当な仕打ちを不快に感じていると話した。アルタイル氏は、このAKP議員が自身に電話をかけてきて、「あのビデオを制作した女性が誰なのか全イスタンブル市民が知っている。皆が恥ずかしく思っている」と話したと伝えた。
ファーティフ・アルタイル氏の「良心」と題するコラムでは、この件について以下の様に書かれている。

-私がAKP内で一目置いている人物の一人が、朝早くに電話をかけてきた。昨晩ハベルチュルクのエクレム・イマムオール氏が出演した番組をみたそうだ。

彼は、「ファーティフ君、私がAKPにどれほど結びついているか、長い付き合いのある統治者に悪いことが起こることを決して望んでいないことを君は知っているだろう」と話し始めた。

この始まりに、私は身構えた。実を言うと、私の批判的な記事を取り上げて、そして批判するのだろうと考えたのだ。彼がAKPで批判に対して最もオープンな一人であり、すべて腹を割って話せる数少ないAKP党員の一人であることを知っているにもかかわらず、そんなことを予測した。しかし、実際は正反対であった。

「いいか、親愛なる友よ。私たちがこの党を結成する時も、この党のために昼夜問わず働く時も、たった一つのものがある。良心だ。私たちは不誠実に立ち向かってきた。しかし今では、自分たちが批判してきたすべてと同じことを、それどころかもっと悪いことを行っている。」

とても驚いた。そして、エクレム・イマムオールの出演した番組と何の関係があるのか気になり始めた。「どうした。君もエクレム・イマムオールに投票すると決めたのか」と問うと、「いいや。どんなことがあっても、時に本意じゃなくても自分の党に投票し続ける。しかし、エクレムに行われたことは私の良心を傷つける」と答えた。

「YSKの決定か?」と私は訊く。
「いや違う。YSKの決定はYSKの良心だ。私を不快にすることなどない。私たちの仲間がエクレム・イマムオールに行ったことが不快なのだ」と彼は言った。

彼は、夕方の番組で、エクレム・イマムオールの発言が切り取られて編集され、幾つかのテロ組織と組んでイスタンブルを統治するかのように見せるビデオが作成されたことに抗議した。「あのビデオを制作した女性が誰なのか全イスタンブル市民が知っている。そして皆が恥ずかしく思っている。あのビデオを作成したのはE.Kさんだ。彼女は県組織にある形で入った。さらに一時期、広報メディア関連局で仕事をしていた。抗議に遭って離職したが、同じ県で職務を続けている。このペリカン戦術がAKPに深刻な憂いを生み出していると言っておきたい。」

「それなら阻止すればいいじゃないか」と言ってみる。

「できないのだ。彼らはとても姑息なことをやっている。昔、『国民の視座(ミッリー・ギョリュシュ)』時代に私たちに行われたことよりも性質の悪いことを、今彼らがやっている。この罪がある」と話した。

政治的スペクトルの各所にまだ良心を持つ政治家がいることが、おそらく我々が最悪に陥るのを防いでいる。彼らが去ってしまったら、世はいよいよ荒廃していくのだろう。

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(翻訳者:西山みなみ)
(記事ID:46862)