北イラククルド自治政府、新大統領決定
2019年05月28日付 Hurriyet紙


イラクのクルド自治区の議会は、多数決によりクルディスタン民主党の候補者ネチルヴァン・バルザーニー氏を同地域の大統領に選出した。

イラクのクルド自治区の議会での同地域の大統領選出のため81人の議員が出席しておこなわれた通常会合において、クルディスタン民主党(KDP)の候補者ネチルヴァン・バルザーニー氏が68票を獲得し同地域の大統領に選出された。

総勢5人の候補者が競い合った選挙では、KDPの連立政権のパートナーであり戦略的協定に最近、調印したスレイマニエを本拠地とするクルディスタン愛国同盟(KYB)が突如、会合に欠席し大統領選挙をボイコットした、

KYBのシェイヒ・ラテフ・オメル広報担当はスレイマニエ市で行われた記者会見で、キルクーク新知事が選出されておらず、署名した協定についてもKDPから誠意を持った歩み寄りが何もみられないことから会合をボイコットしたと話した。

オメル広報担当は、KDPが地域(自治区)で一方的な政治をおこなっていると非難した。

クルド人自治区議会には111人の議員がいる。

ネチルヴァン・バルザーニー氏が大統領に選出されたことにより、断食明けの祭日の後の組閣について、現在クルディスタン地域安全保障会議議長のマスルール・バルザーニー氏に注目が集まっている。

■ネチルヴァン・バルザーニー氏とは何者?

ネチルヴァン・バルザーニー氏は、イラクのアルビル市に隣接するバルザン地域で1966年に生まれ、1975年に家族とともにイラクを離れイランへ逃れた。そして、1984年にテヘラン大学政治学科を卒業した。

1989年にマスード・バルザーニーが率いるKDPの政務委員会のメンバーとして政治活動を開始した。同党内での要職を務めた後、1996年にアルビル市のクルド人自治区の副首相に選出された。

KDPとKYBがそれぞれ統治することで二つに分裂していた自治区が統合した結果、バルザーニーは2006年にクルド人自治区の首相となった。

KDPがクルド人自治区での選挙で第一党となったことから、ネチルヴァン・バルザーニー氏は同地域の大統領に選出されるまで首相の座にあった。

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(翻訳者:岸田圭司)
(記事ID:46863)