元ISIL「ローンウルフ」テロでレバノンのイードは台無しに (1)
2019年06月04日付 al-Hayat 紙


■元ISIL兵士による「ローンウルフ」テロでレバノン・トリポリのイードが台無し
(犯人は)軍と治安部隊に包囲されて自爆

【ベイルート:本紙】

元ISIL兵士でシリア支部で活動していた「ローンウルフ」によるテロが月曜日から火曜日にかけての深夜、レバノン人、とりわけトリポリ市民のイードの喜びを台無しにした。イードの喜びはアブドゥッラフマーン・フドル・マブスートの虐殺行為と4名のレバノン軍および治安部隊隊員の殉職で夜明けに終わってしまった。

マブスートは、深夜11時頃、北部の大都市(トリポリ)でパトロールを行っていたレバノン軍と治安部隊を襲撃した。その後、アパートに逃げ込み、留守の部屋で自爆した。彼が凶行に及んで2時間後、治安部隊が彼の包囲を固めた直後のことである。

この事件は、レバノン軍が東部シリア国境の「山々の夜明け」作戦で、ISILとヌスラ戦線に支配されていた地域の解放に成功して以来、初めてのテロである。


レバノン国軍は、「イスラーム国」・「ヌスラ戦線」の武装部隊によって要塞化され、ここからレバノン国内における(テロ)作戦を実行しようとしていた、シリアとの東部国境地点の「ファジュル・ジュルード」における戦闘において、これらを退けることに成功していた。今回の事件は、それ以来レバノン国内で発生した初めてのテロとなる。


(2)に続く

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:46916 )