トルコ産サクランボ、世界へ
2019年06月12日付 Hurriyet 紙


マニサ県サーリフリ郡のケメル地区にあるサクランボ農園で生産される、世界品質のサーリフリ産サクランボは4年前から国外へ輸出されており、主にヨーロッパの人々に食べられていたが、今年は極東と韓国にも輸出される。枝から収穫されたサクランボは、ヨーロッパと極東への輸出用にトレーラーに積み上げられている。

エーゲ地方最大のサクランボ農園の保有者ハルク・ナイマンさんは、トルコは科学的農業と大規模農場を必要としているという考えから、2011年、サーリフリ郡ケメル地区に現代的なサクランボ農園を設立し、現在農園は780ドニュムまで広がった。ナイマンさんはサクランボ農園に4万本のサクランボの木があることを強調、苗木は現在樹齢8年になったとしてこう語った。
「サクランボは今とても価値の高い果物で海外からの需要も高い。トルコ産サクランボの大部分はヨーロッパ各国に輸出される。この他、極東の国々でもサクランボの需要が高まっている。中国人や韓国人が我々の農園を訪れて、ここのサクランボを母国に持ち込みたいと言っている。トルコから極東の国々にサクランボが大量に輸出されることを願っている。なぜなら彼らは病気に強い果物を探しているからだ。ここで重要なのは、よりよい価格での販売になるだろう。サクランボはヨーロッパで価値の高い果物だが、極東ではそれ以上に高い価値を得るだろう。」
ナイマンさんはトルコ産サクランボの大部分がヨーロッパ各国に輸出されており、4日間のうちに冷蔵トレーラーでヨーロッパへ輸送されると述べた。最も多い仕向地はドイツ、デンマーク、イギリスとスカンディナヴィア各国であると強調したナイマンさんは、「サーリフリ産サクランボはヨーロッパでとても好まれている。我々はヨーロッパのサクランボ市場のシェアトップだ。我々はヨーロッパのサクランボ市場で弱小プレーヤーではなく、強力なプレーヤーだ。しかし極東でのサクランボの需要もとても重要だ」と話した。

■目標は新しい市場の獲得

サクランボの収穫が始まったことを述べた農業高等技術者のオメル・アルトゥンタシュさんは、次のように話した。
「今年は400トンの生産量を目標としており、これらの内およそ360トンが輸出される。我々は現代的なサクランボの生産を行っている。今年、トルコにとって極東諸国という新しい市場が開拓され、サクランボがそこへ輸出される。我々の価値あるサクランボは、より大きな価値を獲得することになるだろう。ヨーロッパの人々が求める品質のサクランボを育てている。我々の育てる作物には、農薬も残留農薬もないからだ。」

「また、サーリフリ産のサクランボはハート型の丸い形をしており、とても価値が高く、甘く、真っ赤な果肉の美味しいサクランボだ。糖度は他のサクランボに比べて高い。これらの長所によってサーリフリ産サクランボは輸出されたどこの地でも人気の商品だ。」

「4年間サーリフリ産のサクランボを国外に送り出しており、特にヨーロッパ各国に輸出している。2016年から今まで、当局と協力してあるプロジェクトを進めている。これにおいて中国とも交渉に入った。今年は韓国との交渉も始まり、韓国とは話がより早く進んだ。うまくいけば今年のサクランボが韓国人の口に入るかもしれない。我々がここで国の経済に貢献できればどれだけ幸せなことかと思う。」

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( 翻訳者:黒川なつみ )
( 記事ID:46965 )