閉鎖のアタチュルク空港に多額の支出はなぜ?
2019年06月16日付 Cumhuriyet 紙

人民共和党(CHP)ガムゼ・アククシュ・イルゲズディ副党首は閉鎖されたアタテュルク空港の為に充てられた支出を議会の会期中に報告した。

CHPガムゼ・アククシュ・イルゲズディ副党首は閉鎖されたアタテュルク空港の為に
国家空港運営総局(DHMİ)の予算から2019年と2020年にむけ39億500万トルコリラの支出が当てられていることを会期中に報告した。

イルゲズディ副党首はジャヒト・トゥルハン交通インフラ相へ「配分された予算はTAVエアポーツ・ホールディングに支払われつつ、失われた利益のために使われたのか」と質問した。 

ソズジュ紙の、ヴェリ・トプラク記者の報道によると;アタテュルク空港は2019年4月6日に商用便を完全に終了した。空港を運営していたTAVは2021年1月3日まで契約があることを説明しつつ、“アタテュルク空港が契約期間の前に商用便を閉鎖したため、私たちの会社が対処することになる損益を明らかにするために国家空港運営総局と共に調査を続けている”という声明を出した。 

■支出の分配

会計検査院によるTAVと国家空港運営総局間の契約に関する警告にも関わらず、国家空港運営総局の2019年度予算の“その他特別支出、損害”の部門下で“アタテュルク空港に2017年には11万5,000、2018年には12万9,000、2019年には18億9,013万6,000、2020年には20億1514万、2021年にもまた16万1,000リラの支出が分配されている”という表現が注目を集めた。

■会計検査院の警告にもかかわらず、配分は続く

共和人民党のガムゼ・アククシュ・イルゲズディ副党首は損益に関する調査の理由をジャヒト・トゥルハン交通インフラ相へ質問した。

質問において「会計検査院の報告にも関わらず、国家空港運営総局がTAVへ損益に関する支払いをするために行っている調査をなぜ続けるのか。TAVへ支払われる損益はどのデータを基に支払われるのか。TAVの損益を理由に申請している数字は何ですか。2019年と2020年に総計で39億527万6,000リラが配分された予算はTAVへ支払う損益のために用意されたのか。」と述べられた。

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( 翻訳者:小林佑輔 )
( 記事ID:46979 )